東日本大震災の前の週に、亘理町の深山に登ったのを最後に、
山登りが出来ない状況が続いていたが、
ついに今日、震災後、2カ月ぶりに山に行くことが出来た。
選んだ山は、ホームタウン、
仙台市泉区の象徴的な山である、市民の憩いの山、泉ヶ岳1172.1M。
泉ヶ岳はいつも見ている身近な山で、前に登ったこともあるが、
今日の山歩きは、私も夫も、言葉に表せない、格別な幸せを感じた。
夫と一緒にまた山を歩けること、鳥の声を聴けること、
新芽がふき、花が咲いていること。
そしてなにより、「生きていること」。
震災のあった日から、「いつ死んでもおかしくない」
という思いが常にある。
それは道を歩いていても、テレビを観て笑っていても、いつも。
そして、「自分だけが助かって申し訳ない」という気持ち。
自分なりにこの数カ月の間、感じたことは、どうすることも出来ないし、
自分で処理していくしかないことだと思う。
天候にも恵まれた連休中でもあり、多くの登山客にすれ違った。
挨拶を交わしながらなにげなくする会話の中で、
やはり「震災後、初めて登る」という女性と出会った。
仙台市はいまだ余震も続いているし、
震災後の初登り、というひとは多かったのではないか。
新緑を迎えた泉ヶ岳には、アズマイチゲ、キクザキイチゲ、
カタクリ、ショウジョウバカマ、ニリンソウが群生し、咲き誇っていた。
(下記写真、上記の列記の順に)
水神の近くには、七北田川の源流があり、
多くの登山客はここで水分補給をするのが楽しみでもあるのだが、
現在のところ、この川の水は飲料に適さないようになっているそうなので、
飲まないようにご注意を。(注意書きの立て札あり)
水神分岐を過ぎ、大岩をよじ登り、
さいの河原から山頂までは、
残雪や雪解け水のぬかるみに足をとられながら登るが、
じきに残雪も溶けるだろう。
泉ヶ岳山頂に到着。
今日のミッションとして、山頂に、
「がんばろう、東北」と書いた旗を立ててこようと思っていたのだけど、
祠に他にそのようなものは何もなく、
「ごみは持ち帰りましょう」の立て札もあったので、
残念に思いつつ、持ち帰ってきた。
春が来た。
生きて行こう。
そして、自分に出来ることをしていこう。
山登りが出来ない状況が続いていたが、
ついに今日、震災後、2カ月ぶりに山に行くことが出来た。
選んだ山は、ホームタウン、
仙台市泉区の象徴的な山である、市民の憩いの山、泉ヶ岳1172.1M。
泉ヶ岳はいつも見ている身近な山で、前に登ったこともあるが、
今日の山歩きは、私も夫も、言葉に表せない、格別な幸せを感じた。
夫と一緒にまた山を歩けること、鳥の声を聴けること、
新芽がふき、花が咲いていること。
そしてなにより、「生きていること」。
震災のあった日から、「いつ死んでもおかしくない」
という思いが常にある。
それは道を歩いていても、テレビを観て笑っていても、いつも。
そして、「自分だけが助かって申し訳ない」という気持ち。
自分なりにこの数カ月の間、感じたことは、どうすることも出来ないし、
自分で処理していくしかないことだと思う。
天候にも恵まれた連休中でもあり、多くの登山客にすれ違った。
挨拶を交わしながらなにげなくする会話の中で、
やはり「震災後、初めて登る」という女性と出会った。
仙台市はいまだ余震も続いているし、
震災後の初登り、というひとは多かったのではないか。
新緑を迎えた泉ヶ岳には、アズマイチゲ、キクザキイチゲ、
カタクリ、ショウジョウバカマ、ニリンソウが群生し、咲き誇っていた。
(下記写真、上記の列記の順に)
水神の近くには、七北田川の源流があり、
多くの登山客はここで水分補給をするのが楽しみでもあるのだが、
現在のところ、この川の水は飲料に適さないようになっているそうなので、
飲まないようにご注意を。(注意書きの立て札あり)
水神分岐を過ぎ、大岩をよじ登り、
さいの河原から山頂までは、
残雪や雪解け水のぬかるみに足をとられながら登るが、
じきに残雪も溶けるだろう。
泉ヶ岳山頂に到着。
今日のミッションとして、山頂に、
「がんばろう、東北」と書いた旗を立ててこようと思っていたのだけど、
祠に他にそのようなものは何もなく、
「ごみは持ち帰りましょう」の立て札もあったので、
残念に思いつつ、持ち帰ってきた。
春が来た。
生きて行こう。
そして、自分に出来ることをしていこう。
神様が決めた時間。
お花の写真、とてもきれいで感動します。
大丈夫だ、なんて簡単に言えないけど、東北はきっと大丈夫だと信じています。