犬とハナウタ

山歩きブログだった「山とハナウタ」改め「犬とハナウタ」として再スタート。雑種犬ゆめとの暮らしや日々のことなど。

森の散歩。(金峰山2)

2012-10-09 | ハナウタ(日記)

午前中、ひとりで金峰山に行ってきた。

金峰山は「登山」という程ではないから「散歩」とする。それでも結構汗をかく。

低山のときの服装はあまりはりきらず、「そのへんに買いものでも」というような格好。

・・に見せて、よく見れば機能性はちゃんと考えたものを身につける。 速乾性、吸水性、UVカット。

O型は蚊に刺されやすいので、虫よけスプレーも欠かせない。

 

山頂にある金峰山神社の入口のところに、「参拝回数〇〇回」と名前が書かれている掲示板があって、

そこに名前を連ねよう、という野心?があったのだけど、

「どうやったらあそこに名前かいてもらえるんですか」と山頂の売店のひとに聞いたら、

金峰会という登山の会に入会しなくちゃならないんだそうだ。そういえば掲示板の端に「金峰会」って書いてある。

んじゃだめじゃん、と速攻諦める。私は山での集団行動が苦手。「二人」までしか経験がない。

 

集団で山に登ったことがないからわからないけど、集団で登るときっと、

自分の世界に入り込んでいることが出来ないし、好き勝手な会話ばかりはできないだろうし、

登りながらも誰かの話をちゃんと聞いて、「うんうん、なるほどねー」的なことが要求される(ような気がする)。 

なので、成績優秀者?に名を連ねるのは諦めて、自分で勝手に数えることにする。今日は2回目。

まだまだ「秋の森」には程遠いけど、それでも乾いた葉っぱがふと目の前に落ちて来たりする。

葉っぱが落ちるとき、「さん」という音がする。 「さん」。

この山にはアサギマダラがたくさんいる。1回目に見かけた時は感激したけど、たくさんいるのだ。

アサギマダラに導かれるようにして登り、おなじく導かれるようにおりてきた。

 

アサギマダラは旅する蝶。 1年の間に、日本本土と南西諸島・台湾の間を往復する。

福島の西吾妻山では、移動調査のため、羽根にマーキングされたアサギマダラをみたことがある。

アサギマダラは風に乗って、ふわふわと、羽ばたくのではなくて「浮かぶように」森の奥へ消えて行く。

登りの途中では、はやくもヤマガラが、「落花生もってる?もってる?」と寄って来た。

「まだ持ってないよー、上に着くまで待ってねー」と言いながら登る。

山頂の売店でヤマガラ用の落花生を売ってるのだ。ひと袋50円。

花は珍しいものがそんなに咲いてなかった。もう終わったのかなあと思っていたら、

行き違ったおじさんが「車道を通ればたくさん花が咲いてるよ」と教えてくれた。次は車道を歩いてみるか。

小さなトカゲを5回もみた。最初はぎょっとしたけど、トカゲの顔はけっこう可愛い。

写真撮りたかったけど、とっても足が速いので追いつけなかった。

平日だから誰もいないかも、と思ったけど、結構登ってる人はいるもんだ。山頂は賑わっていた。

私は神社にお参りし、おみくじをひいて(吉でした)、売店で落花生を買うと、

ベンチに座ってヤマガラにモテモテになった。 このために来たようなものだ。

私の落花生めあてだとわかっていても、嬉しくてしょーがない。

またこよう。

 

 

 

 


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