今年もあと2日で終わりますね。
皆様、どんな一年だったでしょうか。
私は波乱万丈、出会いあり、別れあり、引っ越しあり、涙あり、笑いあり、愛あり、の1年でした。
いろいろあったけれど、誰しもきっとそうであるように、
2011年の暮れのように、ナーバスで不安定な気持ちではないような気がしています。
東北の現状はまだまだ道半ばであり、仮設住宅で暮らしている方たちもたくさんいる。
それでも2011年の暮れよりは、一歩前へ、すこし明るい気持ちで年越しを迎えられているのではないか、
そうであって欲しいと願っています。
私は11月から、母の手術入院介助のため、三重県の実家に帰省していましたが、
12月中旬に熊本に帰ってきました。
物理的なバタバタに影響されて、落ち着いてなにかを考えたり、いろいろなコメントのお返事をしたり、
自分自身をゆっくり振り返ったりすることが、なかなか出来ないでいたのですが、
ここらで体勢をたてなおし、一度、
この一年を振り返ってみて、新たな年を迎えたいと思いました。
◎1月
(左下)なんといっても、仙台生活で私の心の殆どの部分を占めていたのは、150匹犬猫ボランティアでの活動。
3年半に渡って、愛すべき犬たちに、私のほうが元気と癒しを貰っていました。
山登りと並んで、私の人生観ががらりと変わったことのひとつ。
(右下)時間があると、松島までドライブしました。松島の夕景。この辺りは比較的はやく復興しましたが、
ここから車で少し走ると東松島市、野蒜があり、想像を絶する光景が拡がっていました。
◎2月
(左下)宮城県被災犬保護本部で、被災犬たちとのお散歩。震災後から1年間、宮城県動物愛護センターに設置されていた本部、
3月の解散までもうすこし。ボランティアさんたちみんな、真夏の炎天下も、雪深い冬も、台風の日も、がんばりました。
(右下)週末には、夫と、被災沿岸部での災害ボランティアに参加していました。津波で泥だらけになった写真の洗浄、瓦礫の片づけ、
被災家屋の解体など、みんな全身泥だらけになって働きました。
◎3月
(左下)週末の、災害ボランティア。被災した家屋の庭先には、津波で流されてきたヘドロが数十センチも積もり、
ここで暮らし続けると決めた家主さんも、ボランティアたちと一緒になって、作業されました。3月11日、東日本大震災から1年。
(右下)1年経ってもまだ続く余震。ともすれば不安定になりがちな心の癒しは、150匹犬猫ボランティアの犬たちとの時間でした。
(左下)ひとり、福島県の猪苗代湖へドライブ。遊覧船「かめ丸」に乗って、温泉に入って帰りました。
私は仙台に住んでいたけれど、福島が本当に好き で、福島の山にもたくさん登った。
震災後落ち着いてからも、福島にドライブしない月はなかったと思う。写真は、猪苗代湖上から見る磐梯山。
(右下)東北の3月は、まだこんな雪深い日もある。雪の上を歩く感触、鼻先の冷たさ、寒いけど、嬉しい。
◎4月
(左下)待ちに待った東北の春。寒く長い冬を越えて、心も身体も伸びをするように、外へ外へ、出たくなる。ひとり、蔵王へドライブ。
(右下)まだ肌寒い花冷えの朝、友達のMちゃんと早起きをして、一目千本桜を見に行きました。川辺でお弁当を食べた。楽しかったね。
(左下)カタクリも咲き始めた。
(右下)2回目の薬莱山登山は雪山だった。うーれしー
◎5月
(左下)GWに実家に帰省(仙台~三重)。この時はまだ、転勤も、母の手術も決まってなかった。
(右下)仙台に戻ると、ボタニカルガーデンは花いっぱいに。ボタニカルガーデンの年間パスポートを持っていました。
◎6月
(左下)春の花いっぱいの泉ヶ岳に登る。自宅から一番近い山でした。
森林セラピーガイドの試験を受験。
そして6月10日。運命の、転勤辞令。
150匹犬猫ボランティア犬舎での作業中に、夫から電話がありました。 「熊本に転勤です」。
晴天の霹靂?いやでも、いつかこういう日がくることはわかっていた。
その時はあまりに動顛しすぎて、ボランティアの皆さんに、「転勤です~」とへらへら笑いながら告げて、
動顛したままなんとか運転して自宅に帰って、そして泣いた。
(右下)東北最後の登山は、大好きな福島の山、安達太良山へ。きっとまた来る。また来るよ。
(下)この日の記事。不安で哀しい気持ちをなんとか奮い立たせようとしている自分がいる。
◎7月
まず一人で仙台から熊本に飛び、これから暮らす家の物件探し。物件が決まり、仙台に戻って荷造り、引越し、そして熊本へ。
(左下)やってきました、熊本市。熊本の最初の印象は、お城、暑い、大雨、くまモン、戦国武将隊、からし蓮根、馬肉。
引越しが終わるなり、九州北部豪雨があり、東北での経験を活かして??夫と、
阿蘇と龍田へ、災害ボランティアに行きました。
(右下)阿蘇草千里の雄大さに感激。仙台に暮らしながら、まだ次の転勤がいつかもわからない時のブログに、
私はこう書いている。「どうかこの次に暮らす土地も、自然豊かで緑多い土地でありますように」。
熊本に来る前は、どんなところかもわからず、不安で、泣いたりもしたけれど、来てみれば、
こんなにも私にとって願ったりかなったりな土地はないんじゃないかという気がするくらい、
熊本はいいところです。
◎8月
(左下)阿蘇中岳登頂。
(右下)八方ヶ岳登頂。
(左下)久住山登頂。
◎9月
(左下)藤崎宮秋季例大祭。
(右下)カドリードミニオン、カピバラさんと。
◎10月
(左下)阿蘇草千里で馬に乗る。
(右下)ありあけ動物愛護祭で、犬の着ぐるみを着る。
(左下)三俣山登頂。
(右下)黒川温泉。
(左下)烏帽子岳登頂。
(右下)杵島岳登頂。
◎11月
(左下)根子岳登頂。
その後、母の入院介助と、実家の家事手伝いのため、長期帰省。
(左下)三重県、湯の山温泉。
◎12月
中旬、熊本に戻ってきました。年明けからのバイトも決まりました。
役にたつかどうかわからないけど、森林セラピーガイドの認定試験、合格しました。
2013年は腰をすえて、ひとつひとつ、新たな自分の領域で、一生懸命がんばろうと思います。
そして来年は、150匹の犬たちに再会しに行くこと、福島でボランティアすること、が二大目標でもあります。
心の鈴をいつも鳴らしていよう。
皆さま、どうかお体に御自愛くださり、よいお年をお迎えください。
きのこ
今日は、息子くんがめずらしくお昼寝をしてくれたので、
ブログゆっくり見れました。
バイト、決まってよかったね!
着ぐるみ姿もかわいい。