あだたら高原に行った帰りに、土湯温泉に立ち寄った。
土湯温泉街には、そぞろ歩きに楽しいお店が軒を連ねる。ジャズの流れるこけし屋さん、アサヒ写真館ギャラリー。(右)
このお店では、小さな男の子がお出迎えしてくれた。お店を出る時にも元気に手をふってくれて、とても可愛かった。
湯けむりにつられてひょいとのぞくと、足湯でくつろぐひとたち。
ジェラートと珈琲が美味しいカフェ、「ひさご」。
土湯は「こけし」の町でもある。土湯こけしの特徴は、比較的頭が小さく、胴も細めで女性的なこと。
こけしは、ひとつひとつ表情が違うのがおもしろい。
あちらのお店、こちらのお店とじっくりまわって、或いは直感で、自分のお気に入りを見つけるのは楽しい。
私はこの土湯で、人生初めて、こけしを買った。(今まで、自分で買ったことはなかった)
どう?美人でしょ?
こんな、新作こけしもある。「願い」というのだそうだ。
こちらは、『ちびまるこちゃん』の、野口さんぽい。見てるとなんだか、笑える。
ある店先でわんちゃんと目があって、思わず店内へ。「まつや物産」の看板犬、「てむ」くんだ。
てむくん 「ゆっくり見て行って。可愛いこけし、いっぱいあるよ」
「写真撮ってもいいですか」とお店のひとに尋ねたら、
「いいよー。風評被害でお客さん、全然こねんだ。暇でしょうがないよ。宣伝して、宣伝して」
ということなので、お言葉に甘えて、ぱちり。
東北、わけても福島県の観光地の「風評被害」は深刻で、土湯温泉でも廃業が相次ぎ、
危機的状況であることは、3日前の新聞でも読んだ。
こんな素敵な温泉地に来ないなんて、もったいない・・・。
被災地外のひとたちが、放射能に脅(おび)えること自体に、非はない。
放射能に脅えるひとたちは、福島をいじめているわけではないだろう。
しかし、福島にだってなんの非もあるはずはない。
ずっと暮らしてきた土地で、地道に働くひとたち、生まれ育った子供たち。
今もここで頑張って生きている。
被災地外の人たちもそれは分かっているとは思うが、
それでもどうしても「弱い者いじめ」のように見えてしまうことがやっぱりある。
日本は大きな哀しみを背負った。
特に東北の哀しみはまだ当分、癒えそうもない。
私は、出来る限り、福島の哀しみに寄りそいたいと思っている。
福島に、県外ナンバーの車がたくさん来ることが、福島を元気づけられるのではないかと思う。
なんて、大仰なことを言ってみたけど、
要は私は福島が震災前から好きなのだ。
福島の山も、ままどーるも、大好きなのだ。
福島のインターを降りるたびに、心が弾む。
私は三重県出身で仙台在住、故郷ではないはずなのに、
「帰って来た、Myふるさと!!」という気がしてならない。
仙台から近いこともあり、仙台ナンバーの車はちらほら見かけるし、
時折、関東方面の車でも、登山に来ている。
私も、これからも行くだろう、大好きな福島。
宜しく頼みます
ポジティブに!
イイ経験しましょう
野口さんこけし、なんだか愛嬌たっぷりな顔をしていますね♪(笑)
福島は行ったことがないのですが、温泉などもたくさんあるんですね☆
風評被害って、住んでいる人たちは何も悪くないのに、いつになったら解けるときがくるんだろうって思います。
きのこさんが福島に行かれるように、多分、長野が風評被害にあっても、私は長野に行くだろうなぁって思いました♪
自分の好きな土地は、ずっと変わらないですよね!
新拠点、たちあげおめでとうございます。
東北の復興に向けて、頑張ってください!
東北にきて、私はすっかり生き方が変わりました。山も犬も、東北に来てからですし。
「イイ経験」だと私も思います。
東北は「大きい」です。
これからも愛していきます。
こけし、可愛いですよね。
私も今まで自分では買ったことがなかったんですが、
お店の人とお話をしながら陳列されているこけしを見ているうちに、
すっかり夢中になってしまいました。
原発の問題は根深いです。
「風評被害」についても、様々な意見があります。
でも、梅子さんが仰るように、
自分の好きな土地は自分の中で、変わらない。
愛するひとが病気になったからといって別れないのと同じですよね。
二岐温泉なんですけど。
常磐ハワイアンセンターも復活するようだし、明るいニュースも少しだけど出てきてますね。
また遊びに行きたいものです^^
二岐温泉、初めて聞いたので早速調べました。
「秘湯を守る会」の温泉なんですね!
ブナに囲まれた静かで魅力的な温泉だと思いました。
今度、ぜひ行ってみたいと思います。
沿岸部も頑張っていますよね。
私が一人で平日に向かう際は、
仙台から130キロ位の線がなかなか超えられないのですが、
今後も仙台から福島を応援していきましょう!
コメント、ありがとうございます