わん（150匹犬猫ボランティア）

仙台市にある「150匹犬猫ボランティア」では、
人間に捨てられた犬や猫たちが、現在60頭ほど暮らしていて、
現場の作業をするボランティアや、
全国にいらっしゃる沢山の「あしながおじさん」の支援、
そして街頭募金やバザーの運営で行われています。

150匹犬猫ボランティア公式ＨＰ　
http://150dcv.yu-yake.com

このボランティアのお手伝いをさせて頂いて、2年以上が経ちました。
が、私は震災後、他県に避難していたため、
今日やっと、震災後初めて、犬舎の作業に戻ることが出来ました。

大震災や余震にも、犬舎は無事で、
震災後、自分たちの生活も大変な中で、
他のボランティアさんたちが交替で、
犬たちの世話を続けてくださっていました。

全国のあしながおじさんからも、
多くの義捐金や物資の支援を頂いたそうです。

こんな時に、力になれない自分が申し訳なくて、
でも事情的にどうにもならなくて、ずっと複雑な思いでいました。
犬たちが、私のことを忘れていたら悲しいな、と思っていたけど、
以前とまったく変りなく、元気いっぱいに、大喜びで迎えてくれました。







でも、これまで支援してくださっていた方が、沿岸部で被災されていて、
言葉にならない悲しみを感じます。
犬舎は夜の作業でしたが、帰宅してからずっと、うまく言葉が話せません。

今日は、近くの震災ごみ置き場で火事が起こったそうです。

時折まだ余震も来るし、いろんなことが、心に重くのしかかってきます。

でも、犬たちは元気いっぱい。
彼らはもともと、過酷な環境を生き抜いてきた先輩でもあります。
今回の震災も乗り越え、病気や老いとも闘い、
立ち止まることなく、生きている。

「生きててよかった！がんばろうよ」
と言ってくれているようです。