早いですね、もう1ヶ月経ちました
角川平成俳壇入選句発表です
11月は佳作入選1句と相成りました^^v
季語は「夏休み」
「果つる」とは文語体で、口語体「果てる」と同じです
念の為ネ^^
夏休みになると母方や父方の故郷に帰省して
祖父母と過ごしたことが少なくともあるのではないでしょうか
母亡き後の夏休みと言えば
祖母の家で過ごすことが恒例となりました
何故か私一人だけ
父のバイクの後ろに乗せられて祖母の家に行き
父と祖母が雑談した後、2、3日したら迎にくるからと帰ってい行くのでした
祖母は上品な顔立ちの、今から思えば女優さんのような感じでした
およそ野良仕事とは程遠い雰囲気なのに
早朝から出かけ西瓜や瓜などを収穫してくるのです
井戸水で冷やしたものをよく食べさせてもらいました
家はいつもぴっかぴっかでした
亡き母のことが話題にのぼることは一切ありませんでした
そんな祖母は私にとって何かよそよそしい遠い存在に感じました
それでも、肩や腰にサロンパスを貼ったり
肩揉みをしたりして祖母に精一杯気にいられようとした記憶が蘇ります
祖母の家にはまだ大学生だった叔父がいました
その叔父が近くの小川で蛍を採ってきてくれました
透明なプラスチックに入った蛍と何かの草
蛍が一塊になって光を放っていました
「これを母ちゃんだと思って寝な」
そう言って私の枕元に置いてくれました
朝になって私は大泣きに泣いてしまいました
蛍は全て動かなくなっていたのでした
叔父が何事かと飛んできました
また、捕まえてやるからとなだめてくれるのでしたが
とにかく悲しかったのでした
翌年は叔母の子供、従姉妹たちも加わるようになっていました
従姉妹の姉の方が私を迎えに来るようになりました
総勢、4、5名が集まっている時もありました
男子も混じっていますからいや~賑やかでしたよ
そのような夏休みも回を重ねるうちに皆それぞれ忙しくなり
夏休みの中盤となると一人欠け二人欠けしてそれぞれの家に
帰って行くのでした
気が付いたら私だけが残っていました
父はいつ迎に来てくれるのだろうと過ごす日々でした
祖母の家からは貨物列車が田圃の緑の中を通過して行くのが見えました
定期的に通過する列車をぼんやり眺めては
あれに乗って帰りたいなと思っても誰にも言い出せず
さりとて父を恨むことも出来ずに悶々と過ごす夏休みでした
やっと迎にきてくれた頃には夏休みも果てようとしていました
大人になって祖母がよそよそしかった訳の謎が解けました
また、何かの折に書くかも知れません
それはまた次のお話で^^
夏休み果つるまで居る母の里 まこ
PSです
27日は山ガールになってプチ登山に行ってきまーす
ヤマンバとちゃいますからね^^v
山ガールです^^v
万が一、滑落・・なんてことがあったら
このブログもここで終の記録と相成り候^^;
この場を借りて今までの皆さんのご厚情に感謝いたします
ありがとうございました^^
また、無事に帰還いたしましたあかつきには
引き続きお付き合いの程よろしくお願い申しあげます^^
では、山ガール、行ってまいります~^^v