本当は良くないとは聞きますが、初詣は何か所かハシゴしました。
そのうちの1つ、中丸子神明神社のご神木は「おしゃもじさま」と呼ばれています。
ただし、道路拡張で境内の池が涸れたことで、ご神木も昭和40年代初めに枯れたそうです。
トップ写真は、おしゃもじさまの石碑。
「お志やもじ」と表記されていて、「志」は現代かなの「し」に当たります。
詳しくは「川崎の民間信仰」(2004年、川崎市市民ミュージアム/編)に記載があります。
川崎市立図書館なら読むことができますが、市民ミュージアムは台風被害で臨時休館が続いていますから、現地に行っても読むことはできないと思います。
私が知るおしゃもじさまは、主婦業の引き継ぎを大晦日に行う行事と認識していました。
しかし、ここのおしゃもじさまは、ご神木の名称です。
子どもの病気平癒、縁遠き女人の結願等に霊験明らかなり、とのことです。
昭和40年代初めは信仰があったそうですが、前述の本では「現在はまったく見られなくなった」と言い切られています。
他にも今日は、昨秋に台風被害で水没した(ボランティアさん達が入った)地域の近くも歩きました。
いまだ「災害ごみ」と表示があって驚きましたが、表面的には全然被災地とは思えませんでした。
私には何度か歩いている地域でも、MIFさんは初めて歩いたところもあったみたいです。
私も正社員の仕事を退職するまでは、ほんの少し先の路地も歩いて行ったことがありません。
MIFさんは私以上に路地を歩かないから、知らない道が多くて当たり前です。
今年も散歩を楽しめることに感謝したいです。