ゴールデンウィークの初日はさぞかし激混みかと思ったら、意外にも激混みにならず。
恐らく、もっと楽しいところにお出かけでしょうね。
それでもいつもの週末よりは、お子さん達がご来場したようで、展示室近くからはお子さん達の賑やかな声が聞こえました。
一方、私が勤務する資料室は常連さん方が少なかったです。
恐らく、混雑を見越してゴールデンウィークを避けたのかな?と。
もしくはご家族とお出かけでしょうか。
今日の作業は資料の受け入れのための準備です。
所有者スタンプを押したり、ラベルの下貼り、資料ナンバーの採番等の作業で、地味だけれど意外と数が溜まっていました。
美術館や博物館、資料館等では、通常、年報や紀要という冊子を発行しています。
年報は、その文化施設の利用状況や活動報告が掲載されています。
紀要は、その文化施設の学芸員が中心となって研究論文等の発表の場となります。
これらも各館の資料室等で公開(閉架公開のこともあります)されています。
したがって、資料室の取扱い資料として私も登録や保管の作業に関わります。
年報と紀要は、それぞれの役割が違いますから当然別々の冊子で作成をします。
しかし地方公共団体が運営する文化施設では予算圧縮のために、合本して同じ1冊で済ますことが増えています。
なかには、2年〜5年分を合本したり、同じ地方公共団体が運営する複数の文化施設て合同出版したりします。
したがって、それを調べて、いつから合本や合同出版なのかも調査の対象となります。
最近では、市町村合併で自治体数が減少したうえ、美術館と博物館が合体して「美術博物館」という名前に変更して、税金のムダを省くという取り組みも行われています。
そして年報や紀要がコピー本(多分輪転機で自分達で印刷したものをホチキス留)なんていうものも見かけます。
最終的には、年報や紀要は発行せず、データだけをまとめてPDF…という文化施設もみられます。
都市部に暮らし、子どもがいない私にとって、人口減少はなかなか実感し難いことです。
まずはこういったところから、自治体の予算は削られるのか、と感じる現象ともいえます。
今日はお天気が良くて、お出かけ日和と言えました。
ゴールデンウィーク、みなさんはどちらにお出かけですか?
私?こんなに混雑するシーズンは、ご近所を散歩するだけで充分です。
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makoto
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