当時の人は焼き味噌が好きなんだなぁ、と思ったものだ。
あるとき近世史の先生に「江戸時代の庶民は焼き味噌が好きなんですね」と伝えたところ、先生から面白い話を聞いた。
焼き味噌が一般的なおかずだったのは間違えがないが、できあがった焼き味噌の様子と火事で焼けた江戸市中の様子が似ているだろう?だから焼け野原を例えているんだよ、と。
味噌は樽や瓶にいれて保存するから、焼け野原になっても水分が多くて焼け残ることが多いからだろうね、とも。
災害にまつわる報道があると、この焼き味噌の話を思い出す。
江戸時代の江戸市中は、あんなに火事が多いのにすぐ再建したりできるのはどうしてなのかと不思議でならない。
今と違って、家財道具も少ないし、火事が多いから借家文化だし…何もかも違うからなのだけど。
たぶん江戸市中では、火事が当たり前のモノだから心構えが現代人とはまったく違うのかもしれない。
今日は焼き味噌を作って見ようかな。
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