昨日は昼から雨、午後3時頃に少しだけ雪が降る寒い日でした。
一転今朝はお天気がいい。
このところあまり出かけなくなって、疲れやすくなったように感じるのでご近所散歩をしてきました。
等々力緑地に行きました。
昨年10月にオープンした等々力球場。
建設時は土中の産廃や軟弱地盤で計画通りに施工できず、紆余曲折しながらも、プロ野球も呼べる施設にしたそうです。
近くまで立ち寄れるようになっていて、ここは得点ボードのすぐ横。
グランド越しの中央にとどろきアリーナが見えました。
隣には等々力競技場が見えました。
ここはJ1川崎フロンターレの本拠地。
この道を進みます。
川崎市市民ミュージアム。
日本一の収蔵品点数があったそうですが、いまや川崎市で一番のお荷物施設になってしまいました。
白いよう壁の奥にある白い建屋は、冷凍施設だそうです。
令和元年台風19号で地下収蔵庫や電源設備が水没して、加入保険契約では収蔵品の修繕費用は賄えないことが判明。
修繕には10年以上かかるそうで、いったん冷凍保存するそうです。
また最近の報道では、収蔵品のうち漫画資料4万2237点は廃棄処分だそうです。
よう壁には、プロが制作したウォールアートが飾られていました。
このさき、同じ場所には博物館・美術館施設は再建できないし、規模も縮小しないと無理だろうな、と思うとなんとも寂しいです。
川崎市市民ミュージアムととどろきアリーナの間の小道に進んで、建物をグルッと巡ります。
市民ミュージアム裏も柵で囲われていました。
この小道には所々に野外彫刻があります。
「巣だち」圓鍔勝三作。
この像は、朝日を浴びる時間にみると、とてもいいよ、と聞いたことがあります。
初めてこの時間帯に見学しました。
さらに市民ミュージアムの建物に沿って進み正面玄関に着きました。
シートに覆われて中が見えません。
もちろん催事案内もありません。
ここからすぐ近くの多摩川土手に行きました。
土手の河津桜。
私が図書室に勤務していたとき、お客様のお一人が、この桜の木が大好きだとおっしゃる方がいらっしゃいました。
その方は、土手のサイクリングロードを自転車で通ることが多く、冷たい風がビュービュー吹いてもこの桜を見るとホッとする、と。
私とその方は、もうお会いすることはないと思いますが心温まる会話をしていたな、と思い出します。
まだ花の時期には少し早かったのですが、僅かに咲いていました。
土手から上流(二子玉川方面)を眺めました。
土手から下流(丸子橋方面)を眺めました。
数年前から土手の上にはレンタルサイクルがあります。
ただしアプリで事前予約が必要です。
このレンタルサイクルから少し下流側に進むと、工事現場が見えました。
これはJR東海のリニア中央新幹線の非常口の建設現場。
等々力緑地北側にあたり、品川駅と神奈川県駅(相模原市橋本駅あたり)の間にあたります。
風圧が大きいので、その換気口も兼ねる施設だそうです。
元はテニスコートだったか、バスケットコートだったか、野球場だったか…いまでは忘れてしまいました。
多摩川の土手のすぐ脇にあって、水害対策は?と考えてしまいます。
さすがに1年ちょっと前にこの流域で大水害があったので、対策はしているだろうけれど。
川崎市は政令指定都市で、東海新幹線もリニア中央新幹線も路線があるというのに、停車駅はありません。
通過して行くだけ、そういう立ち位置の地方都市なんだ、と改めて感じる工事現場です。
この少し先で土手を降りて帰宅しました。
今回は私の語彙力のせいでちょっと傷心的な文章しか書けていませんが、寒くても少しずつ春に近づく感覚にはなっています。
光も増えてきて、気持ちが少しずつ上向くような季節になりつつあるな、と。