MIFさんと秋田県へ行ってきました。
MIFさんは仕事で行ったことがあるそうですが、私は初めて行く県でした。
写真多め&長文ですからお暇な時にお読みください。
まずはこの建物を見に行きました。
秋田城跡という古代城柵から見つかった水洗トイレです。
秋田城柵は奈良時代にはあった、蝦夷(えみし)との前線基地。
この施設は郡衙(ぐんが)の役割、海外との交易拠点でもあったので異人に日本人の衛生観念、文化度の高さを見せつける役割もあったそう。
隣接する資料館の展示は古代の城柵について学びました。
とくに写真の資料は、自分で赤外線カメラの下に復元資料を置いて肉眼では読めない資料を判読します。
人口が少ない秋田だからこそできる展示で、私が住む辺りではすぐに破損して使用禁止になりそうなシステムです。
それを手にできるだけで感動的でした。
次に男鹿半島にある寒風山展望台へ。
途中、関東地方では見たことがないくらいたくさんの風力発電機を見ました。
角度によっては、風力発電機がチューチュートレインしているみたい…と感じるくらいです。
私の父は農家の三男坊でしたから、若い頃に何度も農協の人から八郎潟へ入植しないかと誘われたそうです。
その度に「雪国育ちならまだしも、これまでまともに雪下ろしをしたことがない自分だと1年で体を壊すのが目に見えているからイヤだ」と断り続けたそうです。
そんな八郎潟を見下ろす展望台は回転式。
回転式展望台に初めて来ました。座って景色を眺めても勝手に風景が変わりますから慣れるまではちょっとめまいを起こしている感じがしました。
なまはげ玉。
なまはげ体験してきました。
もうね、この旅行一番の楽しい体験になりました!
要するに、なまはげ寸劇なんです。
ニコニコして見物していたら最後になまはげさんに「笑って見ているだけじゃあダメだぞぅ」って。
だってあまりにも台本とアドリブで面白いンだもん。
私も農家の子ですからね、昔ながらの農家の繋がりは全国だいたい似たようなモノです。
多様性は認めない、親兄弟や先輩を立てる、しきたりに忠実…等。
とくに「なまはげ帳」という1年分のその人の評判(単なる噂話を書き溜めたモノ)がねぇ。
集落ごとにその家のその人物の噂話を、その年のなまはげ役の人々が必死にかき集めて書き留めているかと思うとニヤニヤして解説を聞いていました。
男鹿水族館GAOにも行きました。
水族館だけどシロクマやアザラシなどもいます。
近いよ、近いよ…何度か水族館に行ったことがありますがアザラシの近さに驚きました。
アシカのショーも近すぎてビックリしました。
水中でぷかぷかしているアザラシが微笑ましいです。
ふと見ると、新人アシカちゃんの訓練。なかなか良かった〜撮影直後にアシカちゃんが客席から滑り落ちてしまったのですが元気にしていました。
ここから秋田市内へ移動して秋田駅前へ。
夕食は駅前のお店でいただきました。
とても楽しく過ごせる場所ばかりで、本当に楽しかったです。
なまはげの実演は何度も思い出して思い出し笑いができるくらいです。
これまでなまはげの実演はそれほど興味を抱くことはなかったのですが、いやーこれは面白くてその後もYouTubeでなまはげ動画を探してしまったくらいです。
人口減少で伝承は難しくなるかもしれませんが、次世代に繋げたい文化の1つだと感じました。