makoto's daily handmades

横浜市歴史博物館に行ってきた

先日、職場で見かけた図録を読んで、やはりどうしても見に行きたくなった「寄木細工Art&History」を見てきました。





今回は写真撮影禁止の展示でしたから、建物の入口のみです。
神奈川県に住んでいると一家に1つとまでは言わないけれど、昔は友達の家に行くと、テレビのリモコン入れ、鉛筆たて、コースターとか、1つくらい見かけるもの、という認識のモノです。

なぜなら川崎市や横浜市あたりの小学生は林間学校で箱根に行くことが多く、お土産で寄木細工の小物を買ってくることが多かったからでしょう。

でも今回の展示は、こういった小物というよりは、伝統工芸品としての寄木細工です。
元々江戸時代には、寄木細工は静岡市で盛んだったそうで、古いものは静岡産が多いそうです。
現在は伝統工芸品としては唯一箱根が認定されているとか。
古い静岡産は、漆で仕上げているので少し暗い色調です。
箱根は、ロウで仕上げているので比較的明るくコントラストがある色調であり、いわゆるこれぞ箱根の寄木細工という感覚でした。
それと明治時代、寄木細工は横浜から海外に輸出された工芸品の1つだそうです。
生糸や絹、お茶、陶器程ではありませんが寄木細工も重要な輸出品だったとか。

昔、「明治時代の日本は、生糸を売って、日清・日露で勝ったんだ」と聞いたけれど、その一部には寄木細工もあったのか、と思ったのです。

寄木細工は、箱根の工芸品だけではなく、城崎で見られる麦わら細工も広義で寄木細工なのだとか。
興味深い展示が多く、今回は本当に充実した気持ちになりました。
見てよかった展示会の1つとなりました。
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