このブログで何度か書いていますが、今年は兄に病気が見つかりました。
先月末に入院、今月手術で、予定ではすでに退院…がしかし、いろいろありまして1週間以上入院加療期間がのびました。
予後について私は聞かされていませんが、そう簡単には元通りとはいかず、半年くらいかけてゆっくり快方すると思われます(ゆっくり快方は、元々の予定通りです)。
さてこうなると、ちょいと実家の農作業の人手が足りないそうで、私も少し手伝うことになりました。
作業内容は剪定とその枝片付け。
私には剪定はできないので、主に枝外し、枝束ねになりそうです。
いや剪定は理論上のことは分かるンです。
でも剪定は来年の実家の収入に直結するから、そんな重責を取れないという訳。
どんな会社でも、臨時雇いのアルバイトに大事な太客担当の責任を負わせないでしょう?
私は30代の頃、2年間の援農ボランティア講座を受講していました。
きっかけは祖父が亡くなって、実家の農業で人手不足になったときに少しは手伝いができるように、また両親が援農ボランティアの受入を拒むことなく、事業継続しやすいように、というかなりフンワリとした理由です。
当時は、まさか本当に私が実家の農業を手伝うという状況は想像しにくくて、兄夫婦で十分やっていけるだろうと思っていました。
実際15年程経過してみると、私が想定していた状況とはかなり違っていて、私の手伝いが必要になった次第です。
さて枝外しは、切った枝を棚から外す作業。
これも30年くらい前に何度かやったきり。
枝束ねは、外した枝を一定の長さに切って束ねて積み上げる作業で、これも同じくらいやったことがないです。
どちらも剪定ばさみや芽切りばさみを使います。
手持ちの剪定ばさみと芽切りばさみを取り出したところ、少々汚れが…。
植物の汁が付いた後に拭き取らなかったのかな?
仕方なく砥石で研ぐように汚れをこすり落としました。
すぐに汚れが落ちたので、そのまま刃も研ぐことにしました。
はさみを分解する本格的な研ぎではなく、はさみの刃の部分だけを少々砥石で撫でる程度です。
15年近く前に購入したので刃の周りはそこそこ汚れていますが、持ち手の汚れの少なさから、使い込んでいないことがバレてしまいます。
いずれも岡恒というメーカーの剪定ばさみで、スタンダードな農家御用達です。
価格帯は素人でも手を出しやすいのですが、やはりハサミ研ぎができることが前提の道具と言えそうです。
枝切りノコギリ(折り畳みタイプ)も持っていますが、こちらは目立て(山切りの刃を研ぐこと)は私にはできないし、そもそも今回の作業ではまず使わないから大丈夫かと思います。
もし使うなら、父に目立てを習うしかありませんが、以前父が「俺の目立ては自己流だ」とも言っていたので、さあどうなることやら。
刃物を使う作業なので、今回は革軍手の出番です。
でも私が持っている革軍手、すでに左手の人差し指の部分が一部切れています(苦笑)
一度失敗して革に穴を開けちゃっていまして。
まぁ、今回の作業では大丈夫だろう…と思っていますが。
あとは服装か…まぁもう登山はしないだろうから、山歩きしていた頃の服を流用すれば寒くはないだろう…と思っています。