今日は打ち合わせや作業日。
いろいろ打ち合わせもしたし、作業もしました。
古くなってボロボロになった資料の廃棄準備もしました。
図書館でも絵本はボロボロになりやすく、廃棄になることがあるそうです。
私は文化施設の資料室ですから、そう簡単に廃棄になる資料は置いてありません。
でも30年以上前の展示会の図録のうち、複数収蔵しているモノもありまして、しかもボロボロのモノはもう棄てましょうとなりました。
まぁ、30年以上前って、簡単に言うと昭和の図録。
じつは昭和の頃は展示会があると図録販売があるのは当たり前。
でも今では図録販売がない展示会も多いのです。
昭和60年頃から平成の始めの図録は装丁が立派なんですよねぇ。
とことが今の図録は装丁がショボくて、ショボくて…。
国立の博物館や美術館の企画展ならいざ知らず、市町村レベルの企画展はペラペラな図録も多いです。
でもねぇ、じつは小さな企画展のペラペラな図録は、意外にも地域の細かな事象も限られたスペースに詰め込んでいて、ギュッと情報が詰まっています。
もし展示会に行って面白かったら、図録も合わせて購入いただきたいです。
あとからの振り返りもできますし、何よりも学芸員さん達の「粋」が詰まっているからです。
入場者数も展示会の成功不成功の指標になりますが、図録の販売数もなかなかいき指標にもなります。
また、文化施設のなかには資料室で他館の図録を閲覧できる施設もありますので、過去の展示会の図録を見ることもできます。
文化施設の資料室はたいてい無料で利用できますので、ぜひ訪れて見てください。