マスクも十分あって、元気そうで何より。
90代の農婦である祖母の気がかりは「お彼岸にMIFさんに買ってもらった佃煮のお礼をしていない」と言うのです。
正確には、祖母も美味しいと言っていた佃煮はたまたまMIFさんの好物で、MIFさんが祖母の分まで購入してくれました。
それを私がお彼岸に祖母へ届けたので、MIFさんに直接お礼を言ったり、お礼の品を渡していないのが気になる今日この頃の祖母。
私にしてみれば、そんなに気にしなくてもいいんだよ、それより大人しく家に居て、なんだけれど。
今の祖母は暇が原因で草むしりのやり過ぎで草が生えてこない、と言っています。
さてタイトルの「朝市くん」は何のことかご存じですか?
農産物の自動販売機(ロッカータイプ)の機種名で、私の実家辺りではかなり普及しています。
今、この朝市くんで販売する野菜類が爆売れなんですって。
私の実家の朝市くんは、坂の下のバス通りからは多摩丘陵独特の急坂を徒歩5分くらい登った丘の頂上付近にあります。
周囲50メートルは畑や生活道路しかなく、畑の先に住宅街が広がるという、これまた東急さま(デベロッパー)特有の住宅街になっています。
爆売れの原因は、人混みを避けて買い物したい人とか、やることがなくて散歩する人が増えたからではないか、とのことです。
農家あるあるですが、この時期はフキやタケノコなんて、放っておけばどんどん育ちます。
サヤエンドウ、スナップエンドウ、ニラ、春大根もどんどん穫れちゃう。
せっせと収穫して、朝市くんに入れておけば、あっという間に自販機が空っぽで、補充しても補充しても空っぽに。
祖母が母から聞いたところでは、過去最高の売上とのことです。
私からみると、畑のど真ん中の立地でなぜそんなに売れるのか…というくらい普段は人通りもありません。
多分、いまやそれくらいのことでも立派なレジャーなんだろうな。
県知事が「その外出は命よりも大切ですか?」と一生懸命呼びかけていますが、朝市くんで農産物を買うことは大切なことみたいですよ。
一方で、今年の収穫(実家のメインは果樹生産)はできたとしても、売りさばけるのかが心配です。
果樹を農家の庭先販売で購入するなんて、思いっきりレジャーですから、どっとお客様が押し寄せるかもしれないと思うと、ものすごく怖いです。
かと言って、売れなければ今年末から来年夏までの生活が立ち行かなくなる可能性もあります。
しかも、ご近所の方に収穫や販売のお手伝いなどをお願いしていますが、今年は手伝っていただけるのかどうかも危ういです。
どうにもならない、なるようにしかならない…なんだか私の求職活動みたいな綱渡り状態だと知りました。
川崎市はCOVID-19感染者が219人。
私が住む中原区がトップ独走は変わりませんが、宮前区に追われているのも変わりません。
いまや川崎市よりも人口が多いお隣の横浜市に追いつけ追い越せの勢いです。
横浜市は川崎市よりも人口は倍以上も多いので、発生率は川崎市の方がはるかに多いです。
私の親戚が勤務する病院でも医療関係者の感染が確認されたそうです。
祖母には「病院にお勤めするTちゃんやHちゃんが『おばあちゃんに会いたい』とは言わないからって、おばあちゃんが2人に会いたいって言って困らせたらダメよ。今は電話で我慢してね」と伝えました。
おうちに居よう。
おうち生活を楽しもう。