昨日の午後、友人サクラKさんから電話がありました。
この方、ちょいと長電話な方なのでこちらに心に余裕がないときはお相手が難しい方でもあります。
その彼女からの電話で、彼女のお母さまの状態を伺いました。
私も何度かお会いしている彼女のお母さま、R子さん。
認知症傾向があるみたいと聞かされたのは去年の秋だったかな?
それなら車の運転はすぐ止めさせて、認知症外来に連れて行ってあげて、本人が嫌がるかもしれないけど違ったら違ったで、お母さま自身が安心できるでしょ?と説得して、と伝えました。
それから折々に彼女から聞かされてはいたけれど、とうとう先月から幻視が強めに出てきたみたい、とのこと。
ん?幻視?
あれ?認知症って、レビー小体型だったの?と思わず口を突いた私。
サクラKさんは「なんでレビー小体型って知ってるの?!」とおっしゃいます。
認知症と言えばアルツハイマー型が多いため、認知症全体の1割くらいのマイナーなレビー小体型の親の介護の話を周囲にしてもなかなか理解してもらえないそうです。
私は、昔関わった仕事関係で多少の認知症の知識があって、深刻になる前に顔写真付きの身分証を手に入れなきゃあダメよ、とお伝えしました。
今はまだ運転免許証をお持ちだそうですが、やがて返納する日が来ます。
こういうとき、パスポートなら10年間有効ですが、高齢化が進むと10年間でカバーできない可能性もあり、手っ取り早いのはマイナンバーカードです。
とは言え、他にも持病があって只今寝たきりに向かって進行しているR子さん。
できるだけ早く準備をしたほうがよくて、預貯金管理も認知機能低下と寝たきりになる日に備えて簡単なレクチャーと、成年後見制度も少し紹介してみました。
サクラKさんは、今はまだいっぺんには全部できないから、と言うので、順次手続きをするためにも、地元の福祉課や地域包括支援センターと繋がってアドバイスを受けられるようにしておくといいよ、ともお伝えしました。
あのお母さまのR子さんが…と私もショックです。
元気で明朗快活、笑い声が大きくて、周りも明るくしてくださる方。
そう思っていただけに、私も心のどこかでは受け入れがたいのです。
でも、もう親の介護が現実になる世代なんだよな、とも思いました。
サクラKさんは、かなりてんてこ舞いで愚痴も多くなっていますが、どうか彼女にいい風が吹きますように、と願ってやみません。