父の入院先に行って来ました。
今の入院先はこの日までしか面会ができません。
父はまたもや発熱しているらしく、アイスノンがあてがわれていました。
それと心拍数が入院当初よりも20ほど少なくて、これで本当に翌日に転院なんだ…と。
会話も「十五夜のお月さまは見えた?」と尋ねても父が「見てない」の一言で終わりました。
そのあとはずっと眠ったままでした。
この状態で転院して、父はいつまで存生できるのかな?と思わずにはいられません。
転院による身体への負担を考えると、何も今ここで転院する必要があるのかな?と思うのですが、どうにも塩が効いていない母と兄にはこれが限界のようです。
2人には今の病院は車で20分、これが負担でしょうがないようです。
車で3分、近いというだけの病院に転院させなければならない、という呪いにでもかかっているかな?そう私には見えています。
そして父の免許返納の件。
私が2か月半前に警察署でいただいてきた書類を持って、母が最寄り警察署に行ったら、全然違う説明を受け、書類を取り上げられたそうです。
そしてそのことを私に八つ当たり…。
それなら始めから兄と一緒に行けばいいものを…。
もう母を1人で行動させるのは限界かなぁ、と思う次第です。
この日が父との今生の別れになるかも…なんて考えているのは私だけで、母は翌日の転院に付き添うそうだし、兄も私の考えとは別なようです。
ちょっと私には耐えられない空間が広がっていたので、早々に1人退室してきました。
私は悲観的になり過ぎるのかもしれないけれど、三つ巴の共依存には対抗できません。
自分の置かれた立場のなんと弱々しいことか、と嘆くことしかできません。
父が転院後、どのくらい生き延びてくれるだろうか?面会制限がある以上、次の面会の機会があるのだろうか?と不安を感じます。
週1回、3人まで10分間の面会制限。
その病院がそんなにいいのかしらねぇ、と沸々と思いが浮き上がるものの、その思いに蓋をするのがやっとの私。
願わくば父の最期を孤独にしないでほしい…とは贅沢な願いだろうな、あの病院じゃあムリだろうな、とも思う訳です。
これまで毎日会えていた病院から転院することも、母は父に伝えないそうですから。
私には母や兄の考えが全然理解できなくて。
父はレビー小体型認知症なのだから、アルツハイマー型とは全然違うよ、と私が何度も言ってきたのだけれどなぁ。
私の言葉に聞く耳を持たない、母と兄の一貫した姿勢には感服するほどです。
私のような出来損ないの言うことは、誰も耳を傾けてくれないものですねぇ。
諦念の塊で過ごすしかない、情けない秋を迎えています。