巨人・レッズ・チャーハン(2019年は和と動)

基本的には巨人応援ブログです。しばし更新していませんでしたがマイペースで再開。

胴上げ論

2011-10-03 22:46:15 | 野球
10月1日。パ・リーグでソフトバンクが優勝を決めた。野球に限った話ではないが、優勝の瞬間というのは見ていて気持ちいいものである。

秋山監督は、かつての本拠地・西武ドーム(秋山が西武に所属していた頃はドームではなかったが…)で6度、宙に舞った。そこで気になったのが、何人かの選手がテレビに映りたいためかは知らないが、監督の方ではなく、センターのバックスクリーン方向を向いてジャンプしていたことだ。(こうした光景は90年代に野村監督の下、強かったヤクルト時代から始まった気がするが、定かではない)

巨人の原監督は、優勝の際の胴上げに、一つこだわりを持っているという。それは胴上げの際に、選手たちが全員、胴上げしている監督の方を向いているということだ。
かつて原監督は、こんなことを語っている。

胴上げの瞬間に、客席やカメラの方を向いて万歳しているような選手がいることは悲しい。それは、その選手がチームと違う方向を向いているということだからだ
「原辰徳 走り続ける情熱」(学研教育出版)より

確かに一理ある。実際、原監督の胴上げの際には巨人の選手たちは全員、原監督の方を向いている。
客席やカメラの方を向いている選手には目立とうという精神がみえみえだからだ。

この「胴上げ論」が正しいとすれば…
ソフトバンクの選手の何人かは、チームとは違う方向を向いているということになる。

この論理に正解はない。
だが一方で2004年以降、ホークス(ダイエー時代を含む)はプレイオフ制導入後、ポストシーズンに進んだ6度すべてに敗退し日本シリーズに進出できないでいる。
今年は2位に10ゲーム以上引き離した独走V。これで日本シリーズに進出しなかったとしたら…原監督の胴上げ論は正しいのかもしれない。
それよりこれだけ独走Vを果たしながら「なんちゃってプレイオフ」ではなく、クライマックス・シリーズを戦う必要があるのだろうか?まあ、この事を話すと長くなるので、今日はこの辺で。