巨人・レッズ・チャーハン(2019年は和と動)

基本的には巨人応援ブログです。しばし更新していませんでしたがマイペースで再開。

野球とは筋書きのないドラマだ その2

2011-10-24 20:20:07 | 巨人
巨人5x-2横浜

野球とは筋書きのないドラマだ。

順位は3位で確定したけど、内海の18勝(最多勝)、長野の首位打者がかかった試合。個人タイトルは後世まで記録が残る。そんな大事な試合でとんでもないドラマが待っていた。

1-2の1点ビハインドで迎えた9回裏。先頭の谷がショートゴロ。これを石川がエラー。代走・鈴木尚広。次打者は5回から登板の内海だったが代打・古城。つまりこの回で逆転しないと、内海に白星はつかない。原監督は勝負に出た。
古城がライト前ヒット。藤村の犠打が野選となり無死・満塁の大チャンス。ここで代打で登場するのは、首位打者獲得のためにベンチに温存していた長野久義。犠牲フライでも打率は下がらない。原監督の配慮が見てとれた。

で結果は…
3ボール1ストライクからの外角高めのボール球を振り抜く。打球はライトへ。長野は走り出しながらガッツポーズ
ライト下がる、下がる、そして巨人ファンの待つライトスタンドへ。


代打・満塁・逆転・サヨナラ・ホームラン


となった。ドームは狂喜乱舞。勝ち星がついた内海は泣いていた。あまりにも劇的すぎる。阿部は「マンガみたい」と話したが、それが現実として起こるのである。だから野球を、スポーツを見るのは止められない。2000年の江藤の満塁ホームランで追いつき、二岡のサヨナラホームランで優勝したシーンを思い出したよ。オレの事を「過度のスポーツ好き」と評した人がいたが、上等だよ。これ以上、面白いもんなんてないからね。


それ以外では、先発した沢村が江夏以来、44年ぶりの新人200イニングを達成。当時とは試合数は違うが立派な数字だ。残念ながら村田に2発を浴び、防御率1点台はならなかった。

また8回に阿部がホームランを打ち、5年連続20号。捕手では史上5人目。
山口が4年連続の60試合登板。とにかく記録づくめのシーズン最終戦となった。

試合後のセレモニーでは、原監督が


必ず東京ドームに帰ってきます!


と力強く宣言。その言葉を信じて、応援していくぜ!