一人と二人のお客さん

２０１６年１月２７日（水）

九州でも雪が降るくらいの大寒波が来たが、ここ宮崎市内の我が家付近は一時ふわふわ白いのが舞っただけ。やっぱり＜南国宮崎＞と言われるだけある。プロ野球球団が春のキャンプにくるはず。

こんな寒い季節に大阪の友人千代さんが＜ななつ星＞でやって来た。
彼女は膝が痛いからとバスでの宮崎観光に行かず、私とおしゃべりしたいと言うので、９時５８分　南宮崎駅に夫と車で迎えに行った。ななつ星の乗務員に案内されてやって来たが、さすが乗車料金が一人５０万くらいらしいから、丁寧な案内。


列車の車体は＜古代漆＞とかいう色らしいが、ぴかぴかで、写真を撮っても鏡のように外の景色が映りこんで、こんな車体初めて。
　　
列車を写したはずなんだけど・・・

＜ななつ星＞の乗務員さんと話していて、「中は素敵なんでしょうね～」と、水を向けてみたが、反応なし・・・・・一歩でも足を踏み入れようとする私のたくらみは、見事ハズレ（笑）

乗ることもないだろうから、せめて鍵でもをさわっておこうと・・・（笑）

ななつ星の部屋の鍵


彼女は、列車に戻ってからお昼ご飯が出るので、案内した宮崎観光ホテルでは、コーヒーとケーキでおしゃべり。積もる話と言いたいところだが、時々電話で話しているし、歌舞伎や宝塚歌劇の話など・・・・でもやっぱり私達高齢者、いつのまにか若かりし頃の話になっていた。


南宮崎駅では、観光バスが帰って来る時、乗務員やその場にいた一般客が旗を振って、お出迎え。私も旗を貰った（ちょっと恥ずかしかった）
　　　

もらった旗　　

そういえば＜ある列車＞に乗った時、ホームで旗を振ってもらったことがあったから、地元の人間として歓迎の旗をふらなければ。と後で思った。



バスもぴかぴか、列車と同じ＜古代漆＞ ナンバープレートは＜７＞だった


１２時４分、鹿児島に向けて列車は出発して行った。また、会おうね！！



さてこの日はもう一組、お客さんが。東京から姪が１０か月の赤ちゃんを連れて遊びに来た。８日間うちで寝泊まりするがいつも旦那さんと来るときはホテルだが、今回は母子二人だけだから、私達がじいさん、ばあさんになって世話をする事に。しかし爺婆の経験がないから、はてさてどうなることでしょう？？
私達が赤ちゃんに遊んでもらうことになるかも（笑）

東京三日目（歌舞伎）

２０１６年１月２１日（木）

今日は歌舞伎見物。８時半の遅い朝食なので、すいているからゆっくりできた。ホテルにスーツケースの宅配を頼み、バッグひとつで歌舞伎座まで歩いて５分くらいかな。

寒いから歌舞伎座開場時間までみんな地下で過ごす人が多いから、地下はものすごい人だが、私達は東京に来た日の夜、ここに来てお土産を買ってスーツケースに入れて送ったから荷物がなくて楽だった。


人が少なくなった夜の歌舞伎座の地下


お昼のお弁当とお茶を買って地上の正面玄関へ。イヤホンガイドも借りて準備OK。


　


１１時開演で３時近くまで、長時間でちょっとしんどかったけど、楽しめた。昨年は市川染五郎の長男の松本金太郎君が可愛かったけど、今年は尾上松緑の息子、尾上左近君が可愛かった。この子たちは小さいころから歌舞伎役者になるための修行をして、またその芸を後の人に伝えていく。伝統を守っていく・・・・大変だわ！！

玉三郎のきれいな女形姿を見たかったけど、＜茨木＞では老女の役で、少しがっかりしたが、鬼に変貌し大立ち回りをするところはすごかった。こんな玉三郎は初めて見た。
こんな姿も見られてよかった。




座席は１１列２９。チケットをとるのもむつかしく、りつ子さんの娘二人がネット予約をしてくれて、今回はお姉さんの方がいい席が取れたのでそちらの分を。来年は私も参戦しようかしら。



宮崎への帰りの飛行機は６時４０分　　東銀座から浅草線に乗って羽田空港まで一本の電車ですごく便利。またひとつ覚えた（笑）
宮崎到着は８時半だから、羽田空港で夕食を食べていかなければ・・・・・４階の＜沼津魚がし鮨＞で握りを食べたが、さくらえびと生シラスの握りがあって、美味しかった。今度からここにしようかな。いやいや他をまた探そう（笑）




寒波にあわず、そんなに寒くもなく良い三日間を過ごせた。今年は年末ジャンボ３０００円、商店街のくじ引き１０００円当たって、いいことが続くなあ!!

東京二日目

２０１６年１月２０日（水）

今日は私とえい子さんは別行動。えい子さんは川越へ。銀座一丁目から有楽町線に乗り、和光市で向かいのホームの電車に乗り換え、楽だったそうだ。私も埼玉に行くのに東京駅から一本で行けると聞き東京駅へ。ホテルからワンメーターで行けるし、迎車料金がいるけど、普段宮崎ではタクシーに乗らず、自転車に乗って節約しているから、清水の舞台から飛び降りたつもりで、迎車料金４１０円払った（笑）

しかし旅にはハプニングが・・・
東京駅に着いたら「新橋で人身事故が発生し、ただいま東海道線が止まっております。」と、アナウンス
駅員に聞いたら、「上野東京ラインが止まっているので上野まで行って高崎線に乗ってください」と言う。ありゃりゃ、上野の乗り換えが嫌で東京駅に来たのに・・・・でも、案外乗り換えは楽だった。

次は私のうで時計が電池切れで、夜に気づいて松屋銀座に持って行ったら、「後日渡しになります。」　ニューヨークに行った時、成田でえい子さんの時計が電池切れになって、私「大体いつごろ変えたか、控えておくといいわね」と、言ったが・・・・それは私の事だった。反省！！

携帯電話を時計代わりにするつもりが、こんな時に限って携帯電話が・・・「ちいちゃん、中学の同窓会がリーガロイヤルであるよ！私も泊まるわ」幼なじみの明美ちゃんからだ。「ごめん、充電器持ってきてないから、電話切るわ」　「ホテルで借りたらええやん！」

翌朝、部屋を出ようとしたら、私の携帯がなった。えい子さんは「先に行くわね」と、部屋を出ていった。１年以上会ってないみつよさんから「今、美術館に来てるから、出てこない?」　「今、東京に来てるのよ」　おかしなものだ。めったに来ない東京に来ている時にとは。何でやねん！！

そういえば、偶然、宮崎からの飛行機で、普段会わないご近所さんと会った。通路を挟んだ隣の席で、「仕事です。あいさつ回りに東京へ行きます」　　「私は歌舞伎見物です」


埼玉へは、高校の友人が特養ホームに入っているので会いに行ったのだが、私の事を覚えていてくれて、嬉しかった。黙って差し出したのは誕生日カードだった。きり絵を所狭しと貼ってあって、たどたどしい字で＜おたんじょうび　おめでとう　２月２２日　ちーこさん＞と書いてあった。

　　　



私もいつかこのようになるかもしれないけど、会いに来てくれる人がいるような人望のある人になりたい・・・今からじゃ遅いかな。


夜はえい子さんと三越の裏の方にある煉瓦亭でヒレカツを食べたが、美味しかった。
　　

三日間の東京旅行

２０１６年１月１９日（火）

８時発のＡＮＡで東京へ。　昨日は東京にも雪が降って、宮崎空港も出発便の欠航があったらしいから心配したが、今日は晴れ。私とえい子さんは歌舞伎座の新春公演を観に、りつ子さんは娘さんの所と歌舞伎鑑賞に、ボラ会のＭさんは友達と、歌舞伎座と浅草歌舞伎の二つの公演を観に・・・・なんとなくそれぞれこの日だとは知っていたけど飛行機も同じだった。５人が空港で出会って、にぎやかな旅となった。
スーツケースは宮崎空港からホテルまで宅配頼んだので、楽だった。１０００円だった。

今日の富士山。やっぱり雪をかぶった冬の富士山はきれい。



羽田の京急乗り場で、スイカカードに５０００円チャージして、改札も乗り換えも楽。友達もみんな宮崎県人なのにスイカカードを持っているから、動きはスムーズ。
以前は料金案内板で行先の駅を見つけ料金を確認し、慣れない切符販売機の前でモタモタしながら切符を買っていた。しかも後ろに並んでいる人に気兼ねして焦るから、なおモタモタしていたのだが、今は便利だし、田舎者だとばれない（笑）


お昼は日本橋高島屋B２にある、台湾の小籠包のお店「鼎泰豐（ディンタイフォン）」に意見がまとまり、５人でランチ。海老麺やズワイガニ炒飯等のランチセットをそれぞれ好みで頼んだ。

そう言えば、一昨年シドニーの９日目に行った小籠包の人気店がここだった。


その後、りつ子さんは娘さんの所へ、残り４人は丸善で＜東山魁夷版画展＞を見て、Ｍさん達は歌舞伎座へ夜の公演を見に、、私とえい子さんは銀座ぶらぶら。道路に昨日の雪が残っていた。銀座「和光」のウインドウのディスプレーは毎月替わるらしいが、写真を撮っている人は誰もいなかった。ああ恥ずかし！

　　　　　







夜はえい子さんと月島のもんじゃ焼きを食べに、ガイドブックに載っていた「麦」という店に行った。下町風情の昔からあるような店だった。



　　
具を炒めて・・　

　　
具で土手を作って、まん中に粉の入っただし汁を入れて・・


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

小さなこてでちょこちょこと、熱いのを食べるのだが、もんじゃ食文化で育ってないので、美味しさは分からないまま。
「もんじゃってどうだった・・」と聞かれたら、「あんなもんじゃ・・・」と答えようねと、二人で大笑いだった。



お好み焼きも食べたが、写真を忘れていて、食べ終わるころに撮った。


ホテルは歌舞伎座のすぐ近く、銀座４丁目にあるソラリア西鉄ホテル銀座、いいホテルだった。去年は帝国ホテルの安い飛行機付きプランで行ったが、今年は高くなっていたのであきらめたのだが、帝国ホテルのプールで泳ぎたかったなあ！！

霞神社に参拝

宮崎県と鹿児島県の県境に近い高原町にある、島津藩主が建立した霞神社にお参りに行ってきた。以前行った時より参拝客も少なく、参道のお店もシャッターを閉めているところが多かった。近年パワースポットと注目されていると聞いていたのだが、寂しかった。

山の上にあるので、長い階段をのぼらなくてはいけないが、私は途中休むこともなく息も切らさず神殿に到着した。夫に「いつもフーフー言うのに、今日はえらい元気だねえ！」と、言われたが、スポーツクラブに通っているお蔭と思う。


　　　　　





＜霞神社＞
　　　　　




社殿の後ろの方の岩の間に、白蛇が住んでいて、その姿を見ると幸福になると言われている。今回は見えなかったが、一昨年１０センチほどの白蛇を見たから、今、幸福なのかな。



境内から眺める景色は素晴らしい




帰りに田野町を通った時、畑のあちこちに大根干しのやぐらが見えた。誰もいなかったのでちょっと中を覗いてみた。きれいに並べられてあったが、何日ぐらい干すのだろうか、きっとおいしい漬物になるのだろう。
千切り大根を干すやぐらは見かけなかったが、また、地域が違うのかもしれない。

　　　　　



大根やぐら




久しぶりの遠出だった。昨年宮崎の中心地で高齢者の運転する車が歩行者をはねた大きな事故があって以来、高齢者の免許返納が多いと聞く。私の周りには８０歳過ぎても、しっかり運転されている方もいるが、我が家の７５歳の夫はどうかな。