ちかちか日記

何にでも挑戦。楽しいことを探して豊かな人生を・・・

詩吟 九月十日

2013年12月12日 | 日記
以前切り抜いた読売新聞の編集手帳の記事が、どこにしまい込んだか捜しても出てこなかったのに、いま頃出てきました。

兵庫県たつの市の生田勘治の記念館を訪ねたことがある。旧制一高の寮歌『嗚呼玉杯に花うけて』の作詞者である。寮生が寮の壁につづった、南京虫を詠んだ落書きの写真が展示されていた。たわいのない内容の落書きも、昔の学生さんは、どこか格調が高い。

去年の今夜西寮に入る            
臭虫の襲来一人断腸
南京の喰い痕いまなお此処に有り     
毎日引っ掻いて往時を思う


   
私は、この詩をよんですぐ菅原道真の漢詩「九月十日」を思い出した。きっとこの学生さんは、替え歌を作ったのだと思う。筆者はそのことには触れていないが、詩吟を習い始めた時、一番初めに教わった詩なので、よく覚えている。

  

去年の今夜 清涼に侍す         
秋思の詩篇 独り断腸
恩賜の御衣 今此に在り         
捧持して毎日 余香を拜す


 


そして、そのあとに
近年、南京虫の被害がまた広がっている。スーツケースの車輪の隙間等に潜んで海外から持ち込まれ、繁殖したらしい。・・と。



12年前のNY旅行(終)

2013年12月01日 | ニューヨーク2001年
2001年11月30日  ニューヨーク三日目

昨夜は遅かったので朝はゆっくり。セントラルパークに行く途中、カーネギーホールの前のカーネギーデリでサンドイッチとコーヒーのお昼をすませた。サンドイッチはすごいボリュームだったのを覚えている。全部食べ切れなかった。このころブログを書いていたら、絶対写真を撮っている。この時、<ドギーバッグ>というのを知った。
そういえばニューヨークに来て最初に驚いたのが、飲み物、食べ物の量が多いこと。コーラとかSサイズを頼んでもすごく大きいカップだったことを思い出した。




セントラルパークを散歩していたらリスに出会った。多くいるらしい。今日は暖かくコートは腰に巻き付けて歩いた。
 



公園の中にあるメトロポリタン美術館は、とても大きな美術館で所狭しと、いっぱい展示してあった。どんな絵が、どんな展示物があったか、全く覚えていない。その時買ったガイドブックを今、見ても、「これ見たわ!」…という記憶がない。ガイドブックの最初のページに、「メトロポリタン美術館は世界美術を実物で見る百科事典です。世界各地の最古の時代から現代まで・・・」と書いてある。なるほどそんな感じでした。




セントラルパークの中を歩いて、ダコタハウスの前まで来た。ここはジョン・レノンが住んでた高級アパートで、ジョン・レノンが撃たれた南玄関には、警備員が立っていて、写真を撮らせてもらう雰囲気ではなかった。 近くのセントラルパークの一角には、ジョン・レノンを偲ぶ「ストロベリー・フィールズ」と呼ばれる、小さい広場があり、「イマジン碑」(平面的な黒と白のモザイク模様のメダリオン)がある。


私たちはこの後、一休みしようとホテルに戻ってつけたテレビで、ビートルズのジョージ・ハリスン死亡のニュースを知りました。若いhillzさんは「ストロベリー・フィールズに行ってくるわ!」と、写真を撮ってきてくれました。
多くのファンが集まっていて、たくさんの花束が、置かれていたそうです。






今日の夕ご飯は、ホテルの近くに総菜屋さんのようなお店があって、自分の食べたいものを皿に取り、重さで値段が決まるという面白いお店でアボカドロールやサラダ、フライなど買って、ホテルの部屋で食べた。これも楽しかった。今はスーパーでもこんなのを見かけるけど、12年前、私は初めての経験だった。
この日はスーパーマーケットにも行ってコーヒーや蜂蜜や色々、この町に住んでいるの?と言うような買い物をして、とても楽しかったです。
        
三日目最後の夜  

             
2001年12月1日(土)  ニューヨーク四日目 で、帰国日

帰国の日、空港で厳しい保安検査にビックリでした。hillzさんはすんなり通してもらったのに私は呼び止められ、靴は脱がされるしボディーテェックは受けるし・・(こんな小さなおばさんがどんな悪いことするの!!! ) 
黒人の怖そうな人にバッグの中のカメラを取り出されて、何やら聞かれ、カメラを見せろと言っているのかな?(もう、没収されてもいいや)と、「OK]と言うと、あっち向いてシャッター押して、それで終わり。いまだに理解に苦しむ不思議な出来事。


NY ニューアーク空港発 10:50(コンチネンタル航空)    
成田到着  12月2日(日)15:15

私達は品川のホテルで一泊して、翌日宮崎に帰った。前泊や後泊をしないといけないから、東京の人が、うらやましい。

あっという間の短いニューヨークでしたが、楽しかった。また、行きたいですけど・・・