尿が一滴も出なくなった十月二日の日
次の日の三日に言われた。腎不全です。
二日の日は腎臓のステントの交換の日だった。
だけど新しいステントはもう入っていく状態ではなくなっていた。
入口に血の塊...腫瘍などで塞がってしまっていたから。
このままだと数日しか持たない。入院になった。
娘はすぐに10月の仕事をすべてキャンセルして一ヶ月の休みを取ってくれた。
息子は家での仕事だから良かった。
心強かった。その日から家族四人病室で一緒だった。
後数日しか持たないと言われたけれど私は何故か落ち着いていた。
娘は子供がいるので一旦は帰りまた遅くまで付き添ってまた早朝から来てくれた。
息子はわんず達の世話があるので病院を行ったり来たりかなりハードの様だった。
何しろきららは一日五回のオシッコと二回のうんちゃんだから。
ショコラも外でしかしないから。
普段はわんずたちのお散歩なんて行かない息子だから大変だったかもしれない。
だけど一生懸命やってくれた。
私は途中から家には帰れなくなった。
尿を出すための腎瘻を付けても....もうダメなのは分かってはいたけれど
先生にお願いした。
何とか尿だけは出してください。このまま死ぬのを待っているなんて...
先生も私の願いを聞いてくれて....ハイ。じゃ~腎瘻を付けましょう。
その後たくさんの尿は出て来た。
四日間一滴も出ていなかったのに普通に元気だったのには驚いた。
浮腫みは少し出てきていた。
腎瘻は背中よりの位置に作られていた。
良かったね..パパさん。いっぱい出て来たよ。みんなで喜んだ。
手術は全然痛くなかったよ。みいやんありがとう。ありがとうと泣きながら言われた。
痛い処置が続いていたから、よっぽど嬉しかったんだと思う。
今日はここまでです。思い出すとかなり辛いものがありますね。