大好きだった℃ーuteの舞ちゃん。
今年の六月にさいたまスーパーアリーナで℃ーuteのラストコンサートがあった。
そのコンサートを二人で楽しみに楽しみに指折り数えていた。
だけど....その六月にじいちゃんパパさんは重度の感染症にかかってしまって入院。
コンサートにはとてもとても行けない状態。
私だけ一人で行こうかとも思ったり、その日まで悩んだけれどじいちゃんパパさんを
一人病室に置いては行けなかった。
そのくらい体調が悪かった。
残念で残念でたまらなかったけれどしかたがない事だった。
何年か前には一度コンサートには行ったことがある。
二人で感激したことを昨日の様に思い出す。
そし今回は℃ーuteのラストコンサートでもあった。
小学一年生からハロプロで頑張ってきた舞ちゃん。
℃ーuteのグループになってからも楽しみにずっと見守ってきた。
舞台を観に行った事もあったしテレビに出た時は嬉しくってたまらなかった。
舞ちゃんは兄の孫...いつも仲良くしている姪の娘。
解散してから舞ちゃんは新たな挑戦に向かって頑張って居る。
忙しいスケージュールの中、千代さんの49日に少しだけ参列してくれた。
そして.....。
12日の日にはセレモニーで眠っているじいちゃんパパさんにも
会いに来てくれた。
本当に嬉しかった。
舞ちゃんのお陰で、これまでいっぱい楽しませてもらったよ。
まさか....舞ちゃんが会いに来てくれて涙してくれるとは思っていなかったからきっ
と、おじちゃんはびっくりしたと思うよ。
凄く喜んでいるのが伝わって来ていたよ。
本当にありがとう!! 舞ちゃんもこれから頑張ってね。また応援するからね。
そしてこの日12日はやっと母上様ところに息子と娘と三人で行くことが出来た。
意識は、ハッキリしていない様だった。
ごめんね〜モトさんやっと来れたよ。
え〇子さんやあ〇〇ちゃんが会いに来てくれて良かったね。嬉しかったね。
そんな話をしていたら....布団の中の手がもぞもぞと動いて両手が伸びてきた。
三人でびっくりした。えぇぇぇ....モトさん死にそうなのに凄いね!
その手はチアノーゼになっていて紫色だった。
みんなで手を握った。母上様....何を思っての事だったんだろうか....。
自分の息子が先に旅立ったことは知らない....。
私たちが来たことが嬉しかったんだろうか....。
最期のお別れだと思って?
私の心の中は何とも言えない気持ちになった。
こんなに母上様の事を可哀想だと思ったことはない....初めてかもしれない。
最期の最期....言葉も発せない、目も開けられない、そんな時に力を振り絞って
手を伸ばして来た母上様には脱帽だった。
私たちの言っていることは聞こえていたんだと思う。
僕の前から千代さん、お父さんモトさんまで居なくなるなんて悲しいと
また、おいおいと泣いた息子。
母上様は98歳...尿もほとんど出なくなっていたし時間の問題だと思った。
そして....この二日後の14日 朝の8時15分...98歳という長い人生を大往生で終えた。
偶然かもしれないけれど....8.15....という数字はじいちゃんパパさんの誕生日でも
あった。
けして仲良しとは言えなかった母と息子....
最期に優しい息子の手に引かれ........一緒に天に昇って行ったんだと信じている。