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気がつけば師走になり、今年も残す所、後一月。振り返ってみても、四季折々の鯉釣りが味わえるのは、他の釣りではあまりないかもしれない.鯉釣りしかしない私にとっては、四季折々の楽しみ方をくれるこの釣りがあることで、季節に応じた楽しみ方ができるので、他の趣味は必要ない状態です。釣りにくい時期に竿を出して鯉を釣る楽しみは、釣りやすい時期とは違った感激もあります。
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幸い、三重県は四季を通じて鯉釣りを楽しめますので、昔から遠くのアングラーと冬の宮川等で一緒に竿を出すことが多くありましたが、最近は各地でも冬の鯉釣りも行われているので、その情報も各地のアングラーを通して得られるのは、楽しみが倍増します。
今回は先週に引き続いて同じポイントです。北西風を避けられて寒さを軽減できるこのポイントは冬の定番ポイントかもしれません。ただし、昨年から鯉の魚影は薄く当たりも少ないのが気がかりです。当たりが少ない時や、鯉がすれている時に多くのフィーディンングは逆効果。少しのフィーディングと喰わせに工夫が必要。投げるポイントも。そこに寒鯉釣りの秘訣があります。それが他の季節やポイントにも応用できるのがありがたい.
日帰りの釣行で朝8時過ぎに釣り場に着く。少し遅いが一本出れば良いので、その時間帯は昼から午後にかけての水温が上昇する時かと、丁寧にセットをする。
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川幅は100m程だが、流心から手前が狙うポイント。後は静かに当たりを待つ.待つこと1時間半、当たりを知らせるバイトアラームの連続音。そこそこの型と思われる連続音.無理にやり取りして手前のカカリに入られるのは避けたいので、走らせて、竿でためて、また走らせながら少しずつ浮かせ、走らせ、ためて、浮かせて、寄せる。ネットインしたい所で取り込むのも楽しみでもある.大きさに関係なく、いくつかの点を意識することで面白みと取り込みの技術も上達するように思われる.
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86cmの貴重な一匹。
自己満足であっても自分で楽しめる取り込みでもある.最近は、ネットインしたい所で如何に寄せるかを一つの狙いにしています.おとなしく鯉を寄せて取り込み、そして優しくリリースすることを心がけています.まだまだの段階ですが.