ギター弾きのひとり言

ギターと音楽が趣味の私のひとり言を気が向くままに書いています。

300Bアンプのメンテナンス

2007-09-26 | オーディオルーム
昨日から漸く秋らしくなって、夜エアコンがいらない
季節になりました。真空管アンプの季節到来です。

昨晩、愛用の300Bのアンプをメンテナンスも兼ねて、
蓋を開けて、ホコリを取ったり、各部の電圧など点検
を行いました。各部の電圧測定をしているうちに
アレアレ?、ドライバー管6SJ7のプレート
電圧が100V~150V以内に対して155Vと上限をはみ出して
居るではないですか。確か最初に確認した時は133V位
だったはず。何でだろうと考えているうちに思い出しました。
当初RCAのメタル管を取り付けて133Vを確認して
それで使用しておりましたが、しばらくして
NECのGT管に変えた時に電圧を確認するのを怠った
事でした。
あれから10ヶ月程になりますが、特に何事も無くて
良かったです。

早速調整作業に!
6SJ7はメーカーなどにより、バラツキがあるらしいので
調整が必要とのこと。この場合カソードのバイパスコンデンサと
パラに付いている抵抗値を調整します。
それで、いままで1KΩの抵抗が付いていたので、若干
抵抗値を下げてやれーって感じで、部品箱を探したら
その中にリケノームの820Ω(RMG金足)の抵抗が見つかっ
たので、ここにリケノームを使うのはちょっと勿体無い
気もしましたが、これと交換しました。
さて、どうかな?電源を入れて測定すると130V、しばらく
置いて再度測定し133V位で、範囲内に入って無事解決。

それから、ボリューム、セレクター、バランサなど
への配線コードがちょっと細めで気になっていたのと
切れそうだったので、ここもOFC(無酸素銅)のものに
交換しました。その後、バイアス調整を行いしばらく
電源を入れっぱなしにして、本当は危険なのですが、
そのまま入浴。帰って来て、再度バイアスや電圧測定を
行い、全て許容範囲内になっているのを確認して
蓋を閉めて、作業終了。
気が付けば、夜中11時30分を回っていました。

夜中なので、あまり大きな音が出せないのですが
配線ケーブルとリケノームの効果か、中高域がより
スッキリとして、解像度が以前より増してまたまた
良い音になって満足しております。