ギター弾きのひとり言

ギターと音楽が趣味の私のひとり言を気が向くままに書いています。

フルアコのブリッジ交換奮戦記!

2006-01-11 | 愛用のギター
先週末(1月7日)、注文してあったブリッジとサドル(Gibson ABR-1)が入荷したとの
楽器屋さんから連絡が入り、その日の夕方、楽器屋さんに受け取りに行ってきました。安くしてもらって12,500円でした。
早速交換しようと、開封。先ずは、サドルの両脇にブリッジ固定用のネジを。
あれれ?ネジが入らないぞ!良く見るとサドルにネジが切ってない。。。
アチャ。。。しかもISOネジ。これのタップは持ってないしなあ。。。
ふと頭をよぎった。あっ、もしかしたら。。。パソコンパーツのネジはたしか
ISOネジ使ってるよなあ。。。(パソコンはノートPC以外は全て自作して
るのでネジ類はそれなりに持っているのです)
これかなっと思うネジに、弦高調整用のネジをはめて見る。
おっ、やった、ピッタシ!それをタップ代わりに使ってタップを立て、
無事ネジが固定できました。

さて、ブリッジをのっけてと。。。おや?これまた難問が。。。
ブリッジの駒に弦溝が無い!それでも、すぐに音を出したくて、弦溝のないまま
弦を張ってチューニング。。。うん、音出るじゃん。いいじゃん。なんて思って
弾いていました。でも何か違うなあ、セミアコのブリッジの方が音がしまってるし各弦の音のバランス良いし。。。
物は悪くない筈だから、違いは何かと考えると
やはり弦溝かなあ。そうだよなあ、点で支えるのと面で支えるのでは
弦の振動がボディーへの伝わり方も変わってくるよなぁ。

それからインターネットで色々と調べたら、やはり弦溝は重要との事。
更に、Gibsonのギターは必ずしも駒の真ん中に弦が乗るとは限らないので
各ギターに一旦弦を張ってその部分に弦溝を切るものだと云う解説が
あり、純正パーツは弦溝無しで売られて居ることを知りました。
さて、よわった。素人がやっても大丈夫なものなのか。
今度は、弦溝の切り方について検索してみました。
すると、この部分は音に直接関係するから、ちゃんとしたリペアマンに
やってもらわないと駄目という記事があり、(+。+)あちゃ-。
12500円も出して買ったのに、更にリペアマンに依頼となると費用もかかるし
日数もかかる。。。それから、気を取り直して、さらに検索を続けたら
あるではないですか、自分で弦溝を切る人用に使用する道具だとか
切り方を解説してるサイトが。。。それで、ダイヤモンドヤスリがいいとの
事でしたが、もう夜も遅く店も閉まっているので、その日はそれで寝ました。

翌日店が開くのを待って、買いに行って来ました。
でも、実際にヤスリを当てるとなると勇気が要りました。
思い切って、一削り。おっ意外と楽に削れる。。。ノギスを使いながら
溝を立てていきました。深さはセミアコのブリッジを参考にしました。
約40分程で6弦分の溝切りが完了。
さあ、今度はどうかな?おっ、やっぱり全然違う!いい音~。
それにバランスも良くなって、やっぱり弦溝だったのかあ。
最後に、ブリッジ固定用のネジが長すぎるので、切断して、怪我をしないように
ヤスリでをかけて完成!

ただ、自分でやったために不安が残ってしまい、楽器屋さんに持っていって
見てもらいました。そしたら、2弦と5弦が若干ズレてるとの事で、
それは修正してもらいました。楽器屋さんから、これだけ出来ていれば
素人じゃないですよなんて褒められて、嬉しくなりました。うまいなあw
それで、しばらくお店で弾いて、音のバランスなど確認してみました。
音は明るくてそれでいて甘く伸びやかで、低音は閉まり、各弦のバランスも
一層良くなって全てにおいてにじゅうまる!

お店の人もこれは素晴らしいギターですね。名機ですね~なんて云ってくれました。(ホントにこの店の人は褒め上手なんだからw)
HS Anderson ES-175モデル(試作品)がより一層自分の意とする音になりました。
あとは、フレットが低くて少し弾き辛いので、今度はフレット交換をしてもらおうかなって思っています。これは良く調べてからにします。もちろん、自分では
やるつもりは有りません!

※ちなみに最初に付いていた木製ブリッジが悪いわけではありません。
 木製ブリッジにしか出せない音もあります。たまに交換して弾くつもりですが
 現在では製造していない関係で、大切に保管する目的もあります。

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