本日は、外国の小麦と通常に販売されている小麦のそれぞれの違いについて書かせていただきます。
日本ではもともとは米が主食でしたから、米の生産量は多いのですが、昨今米からパンや麺などに味の好みがシフトしたため、麦は輸入に頼っているというのが現実です。
国内産の小麦は10~11%の消費量があり、その他は輸入に頼っている状況です。
外国産の麦には、ポストハーベスト農薬(収穫後農薬)という問題があります。
アメリカから日本に運ばれてくる小麦は、農家の小型サイロ、輸送港の貯蔵倉庫、太平洋を輸送する船、日本で上陸したあとの貯蔵倉庫などで約5回農薬が混入されているそうです。
このポストハーベスト農薬の主役はかつて「スミチオン」「マラチオン」などの有機リン系農薬が使われていたそうですが、最近は「レルダン」(有機リン系)などが使われているとか。
また、漂白されている場合もあるそうです。
恐ろしい話ですよね~。
外国産の小麦は、扱いやすくそれぞれの特性をカバーするようブレンドされている場合もあります。
安定して使いやすく、国内産の小麦と比較すると価格的にも安価な傾向があります。
味について、スーパーなどで流通している製粉メーカーの小麦粉は、「ロール挽き」という工程を経て袋詰めされており、小麦本来の風味や味わいがロール挽きによって飛んでしますそうです。
ロール挽きと比べて、丸竈のような石臼挽きをした場合、大きな特徴は熱の発生が抑えられることにあります。
したがって、小麦が本来持っているタンパク質、ビタミン、ミネラル、繊維分などの栄養成分が損なわれにくいため、味や香りが損なわれず、まろやかで、ふんわりと優しい仕上がりの粉となっています。
また、ロール挽きのような細かすぎる粒子にはならないため、食べた人の腸にもやさしいのです。
丸竈の麺は、お子様にも安全です。
また胃腸の弱い方にもオススメです。