俳句ポスト~花野~が昨日結果発表
並選頂きました
花野道老いゆく猫の背骨美し
「美し」は「いし」と読んでください。
勉強会では 風と 猫のしっぽを題材にして読みましたが、どちらも類想句と思い作り直しました。やはり「風」「揺れる」は類想ワード。類想が悪いわけではありませんが この題材でオリジナリティーを出していくには 厳しい実力なので 違うものを探しました。
うちの裏は 空き地になっていて 年じゅう雑草が生え放題。ときどき草刈りが行われる程度。秋は 程よく花も咲いて美しい。その空き地はうちのにゃんずのお散歩コースになっていましたので、猫を題材に取り入れたいと思いました。かわいいうちのマルコも我が家に来てからもう13年…年をとってきて 足腰も弱り高いところへのジャンプもできなくなってきています。今年の夏もあまりえさも食べずやせました。痩せたマルコを膝に抱き、背中をなぜていると 今までかんじられなかった背骨が分かるのです。細く固いマルコの背骨にマルコの老いを感じます。花野の花々もやがては枯れ消えていく運命・・・マルコとの過ごせる日々も永遠ではないのです。指でなぞる背骨の硬さに命の限りの悲しさを感じます。そんな思いで書いた句です。
でも その切なさを「美し」としか書けなかった。今の私の限界です。
自分の句が火曜日に発表されているとほっとします。本当は次の日の佳作に入るのがいいのですが 現在の実力では 火曜日が精いっぱい、火曜日に掲載されないということはボツということ。
今回に限らず お仲間も句の掲載を発見するのは お楽しみというか喜びです。みなさんが勉強会での学びを生かしながら どのような修正を加えてくるかも 楽しみです。
さて今回水曜日に掲載された句。昨日予想した通りのお方です。おまけに修正も加えてきたよ!すごいね~~
いつかわたしも・・・・
愛しのマルコ💛
なぜるとごつごつ
ピン子の背名を思い出しじ~ンとしてきました
いとしいですね
花野の侘しさの中にある美しさと、老いていく猫への愛しさを美しと表現された「美しい句」だと思いました。
実際にまるちゃんに触れて感じた感覚とソフィーさんの思いが響き合っているんですね・・・
元句とはガラリと変わってるけど、根っこは『猫への愛おしさ』と言うところで一切ブレてない。
いい意味で頑固ですよね。
あくまで、いい意味ですけぇね。
違う言葉にしても『芯・心(しん)』は動かさない。
その気持ちの持ち方が欲しい!
なりましたよね。冴えん~w
「背骨」が絶妙だと僕は思います。
「美し」で終わるより「背骨」で終わった方が
謎解きになるような気がします。
大花野美し老いゆく猫の背骨
でどうでしょうか?
『美し』真似したい!⑦パパさんの『穏しく』と同じくらいの衝撃じゃわ~♪
ソフィさんは、国語が得意でしたか?すごく漢字に詳しい気がします!ワタシレベルだと読めなくて、いつもすごく勉強になってまーす(笑)
今回の俳句、以前の俳句ポストだと絶対に人選じゃと思うよ~!←かなり気に入っってるかたちゃん
俳句って奥深いものがありますね!
短い文の中で感じられる光景とか・・・
佳作狙ってね♪
猫を飼っていた方だからこそわかっていただけるところもあるかと思います
指で背骨をなぞっていくと ほんと切なくなります
涙ができるほど愛おしい
花野の美しさって 永遠には続かない
今ある命も 永遠ではない
頭でわかってはいるけど
現実を受け入れることは何と苦しく
悲しいことでしょう・・・
だからこそ 「今」が大事で「今」が美しいのでしょうねえ
私はよくも悪くも「頑固」です
うちのだんなにも 亡き父からも言われております(笑)
でもそれが俳句に生きているというのはうれしいなあと思います。
うれしい読み取りです。
添削、ぐっときました
わたしが引っかかっているところがすっきりしました
背骨を「美し」とあらわすことが 二音しかのこってないから「美し」を使った感がどうしてもぬぐえないでおりました。
背骨で終わることで ずっと背骨への思いが前面にでたように思います。