マサコデグブログ

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~ノルウェージャンフォレストキャットRとイラストレーター挑戦のDiary~

盲腸 de 手術 2

2011-03-22 | Diary
お昼前、右下腹部に痛みが下がっていることに気づいて、病院へ午後の予約の電話をしました。

ダンナさんが半日保育のまめ坊を迎えに行っている間、洗濯物干しとリビングの掃除だけしておきたかったのですが、洗濯機からカゴに入れるだけが精一杯で、出来ませんでした。
しばらく留守にするかもしれないと思うとどうしてもしておきたかったのですが…

1時に病院へ。
昨日とは違う外科のT先生が、昨晩撮ったCTを見て
「確かにこの時の段階では非常にわかりづらいです。でも1箇所気になるところがあります」とCTを見せてくれました。
「ご自身が夏の痛さと同じと感じるなら、やはり盲腸が疑われます。まずは血液検査しましょう」と検査をしてみると、昨日9000だった白血病の数値が17000に上がっているとのこと。
確認のためもう一度CTを撮りに行き、再び診察室に戻ると
「間違いなく虫垂炎(盲腸)です。しかもかなり悪くなってます。」とのこと。
その前に、盲腸ならもう薬ではなく手術で完治させたい旨を伝えていたので、すぐに緊急手術となりました。

オペ室に入る時、車椅子に乗った私を見て「あ!え!?虫垂炎だった?」と驚いた声。
よく見ると昨晩の外科医のK先生。
バツが悪そうだったけど…てか、人間間違えた時は「ごめんなさい」って言うのよ。それも出来ないんだね、お医者さんって。

4時過ぎから手術開始。脊椎麻酔です。
これまで、全身麻酔、局所麻酔は経験済みでしたが、脊椎麻酔は初体験。
これ、最悪でした。
私の体に合ってないのかもしれません。
前半はなんともなかったのですが、中盤から、麻痺の感覚が胸の辺りまで迫り、息が思うように出来ない!!しかも上半身が寒くて寒くて歯がガチガチ手先は硬直。
後半はほんと、苦しかった…

それに「○○さん、破れてましたよ、手術してよかったです」と先生。

え―――――!!!
そ、それって…もしかして…最も恐れていたこと…
そうです、腸が破れたということは…
う○ち、出ちゃったってことですよ!!!!

さ、最悪……
いわゆる腹膜炎ってやつです。
こうなるのが怖かったから昨晩時間外で行ったのに…
な、なんでこんなことに……

3、4日で退院出来ると聞いていたけれど、腹膜炎になっちゃってたので1週間に延長。
しかも1センチくらいの管を腰あたりからお腹の奥まで挿され入れっぱなしに。
手術の傷は2日もしたら痛くないけど、こっちの管は動く度結構痛い。
まあ、それでも翌日には元気になって病院内のミニストップへ行ってコーヒー飲んだりしてましたが…
しかしまたその翌日、頭がズイ~ンと痛い。
なんとも言えない気持ち悪い痛み。
偏頭痛とは全然違う痛みで、真っ直ぐ首を上げられないのです。
しかも薬が効かない。
でも不幸中の幸いで、この頭痛は横になっていると全然痛くないのです。
座ったり立ったりで首を上げると、ズイ~ン!!
頭を重いもので潰される感覚。…だからその日から、売店にも行けず、ひたすらベッドで横になる入院生活を送ったのでした。

写真は寝ながら食べられるように全て串刺しにしてくれた食事。
はぁ~…ようやく明日、退院です。

入院中

2011-03-21 | Diary
こんな日本が大変な時期になんだか申し訳ない気すらするんですが…今入院してます。
夏に薬で散らした盲腸の再発です。
いやはや、てんやわんやですわ…

16日、久しぶりに美容院へ行ってカット、カラーとベッドスパをして帰宅。
今思えば、帰宅途中ちょっとみぞおちのあたりが気持ち悪いように思ったのですが、カラーしたからかな?と思いつつ帰って普通に晩ご飯を作りみんなでいただきました。
子どもたちを寝かせてお風呂に入る頃(この感じ、おかしい…)と自分の体の異変に気づきました。


盲腸って最初みぞおち辺りの痛みから始まることが多いので、ひどい胃炎と間違いやすいです。確認のつもりで胃薬を飲んでみましたが、やっぱり全然スッキリしない。
私は盲腸に違いない!と確信しました。

入院に必要なものをバッグに積めて、しばらく様子をみていましたが、治まる様子もないし、だんだん真っ直ぐ歩けないほどの痛みになってきたので、ダンナさんに「行ってきます、まめ坊とまめ次郎をよろしくね」と告げ、車で10分のKK病院の救急外来へ向かいました。

待っている時には、もう真っ直ぐ座れず前の椅子に顔をうずめて苦しみ(ピンポイントの痛みではなくみぞおちを中心に吐き気を伴う不快感)に耐えていました。
しばらくすると呼ばれて、問診と触診。
終わってからその当直のお医者さん
「たぶん盲腸じゃないですね、盲腸なら右下腹部が痛いですから。確かに初期はみぞおちが痛むこともありますが、押さえれば下腹部も痛いはずなので」と。
「夏の痛みと一緒なのですが」と私が言っても
「ま、じゃあCT撮ってみますか?」と、なんだか投げやりな態度。
「もし、盲腸だったとして、今のような初期の段階でもCT撮れば分かるんですか?」と心配になり私が聞くと
「炎症起こしてればね」と一言。

今思い出しても、外科ではない(何科か知らない)そのお医者、真っ直ぐ座れないほどの痛みを訴えている患者を前に、よくもまぁ、自信あり気に、しかもめんどくさそうに言えたもんだわ!と腹が立って仕方がありません。
しかも、ふらっと別の医者さん(後から外科医だと分かった)がやってきて「あ、今日当直?」「全くこの忙しいのにさあ、1件断っちゃったよ」「当たり前だよなあ~」などと世間話して、私を診るわけでもなく、また去って行きました。おい、おい…普通のサービス業なら店長呼ばれるよ。


さて、CTを撮って結果待ちの間、嘔吐して看護師さんに背中をさすってもらいながら待っていました。
しばらくして、さっき世間話をしに来たお医者さんが
「気分悪いですか?写真撮りましたが、どこも炎症起こしてませんでした。あえて言うなら、白血球の数値がちょっと上がってますが、誤差かな?ってくらいです」
「そうですか…じゃあ、この痛みなんなんですかね?ただの胃炎ですか?」と私が言うと
「ここは胃じゃなくて、腸でしょ。腸炎と盲腸はまた全然違いますしね~」とのこと。
…全然答えになってない…ダメだ。この人たちに言っても無駄だ…と私は悟りました。

救急外来って、どうしょうもない状態で来てるのだから、その痛みや状態をどうにかするもんじゃないんですかね?
ふたりの子供を置いて、全ての用事を投げ出してまでして来てる痛みなのに…
盲腸じゃないですよ~はい、終わり。ってそれでいいの~!?

結局、翌朝から飲む抗生剤とビオフェルミンをもらって終了。…ビオフェルミンなんて、家にあるし…
お会計16700円。チ~ン!(←3割よ!)
無駄なお金…行かなきゃよかった。

お薬を、フーフー言いながら待ち、お腹を抱えてまた運転しながら帰宅途中、こんな状態で本当に帰っていいものか…と涙が出そうなくらいすごく不安でした。

さて、翌朝。
痛みでほとんど眠れず、起き上がって家事も出来ないので、ちょうどお休みだったダンナさんにまめ坊の幼稚園の準備をお願いして、ベッドで横になって痛みに耐えました。
始めもその時も、私の中で『盲腸』しか有り得ないという確信は揺らいでいませんでしたが、医者が言う『下腹部の痛み』を感じるまでは、病院へ行ってもまた無駄になるだけ…と思い、ひたすら痛みが下がるのを待ったのでした。

この待ち時間が、後に裏目に出ようとは…その時の私はまだ知らずにいました。

~勝手につづく~