先日、一緒にテニス教室に行っている幼稚園の
お友達ママからこんなことを聞きました。
「Tくんがやって来て、うちのYとまめ汰くんの仲良し
関係がちょっと乱されているっていうか...なんか
子どもなりにあるみたいね、Yが言うにはまめ汰くんが
遊んでくれないって言ってるんだけど...」と。
Tくんは年少の時に引っ越しをし、1度園を退園したのですが
夏前くらいにまた戻ってきた同じ年中さんの子なのです。
Yくんとまめ坊はケンカもするけど、年少の頃から大の仲良し
なのですが、Tくんが戻ってきたことによって三角関係に
なっているのでは?とYくんのママは心配しているようなの
です。
言われてみれば...最近まめ坊がTくんと遊ばない!って
何度か言ってたなー。。。と思いだし、帰宅後まめ坊に
幼稚園でのお友達とのことを聞いてみました。
すると、まめ坊
「Tくんがまめ汰につばをペッペッってかけるんだよ!
だからも遊ばないの!」と。
私:「やめてよ!って言ったの?」
まめ:「まだ言ってない」
私:「??...まず、やめてって言って、それでもやめないようなら
先生に言いなさい」
まめ坊、「やめて」が言えないような引っ込み思案なタイプじゃ
全くもってないので、不思議に思うのと同時に、申し訳ないと
思いつつもちょっと疑惑が。。。
この話、ほんまかいな??? って。
年少の時、嘘をついて先生にこっ酷く叱られて、それ以来
嘘をつかなくなったまめ坊なので、本当だとは思うけど。。。
でも。。。じゃ、なんで「やめて」って言わないんだろ?
それから数日してまた様子を聞いてみると
まめ:「まだ毎日毎日つばかけてくるんだよ!だから
Tくんは遊ぼう!って言うんだけど、まめ汰は、遊ばないって
言うの!」と言います。
私:「まめ汰にだけつばかけるの?」
まめ:「そうだよ、こうやってぺっぺっぺっぺ!って」
私:「それじゃ、周りにいるお友達見てるよね?」と私が聞くと
まめ:「教室ではやらないで、絶対お外にいる時にペッペッって
するんだよ」
そこで、私はカマをかけて
「じゃ、ママが先生にいってあげようか?」と言ってみました。
万が一嘘なら、先生に言われるとマズイ状況になることは
分かりますからね。
すると
まめ:「うん、いいよ、ママが言ってよ。だって『やめて』って
言ったけどやめてくれないんだもん。
今日は運動会の練習していた時、よそのママ達が見ていた
時にもペッペッってやったんだよ、隣に座ってたからね。
でも遠いからママたちからは見えなかったと思う」
YちゃんとTちゃんが近くにいたから、もしかしたら見てた
かもしれないんだけど...でもYちゃん(年長)は怒るとめっちゃ怖くて
『やめなさーい!!!』って言うはずだけど、言わなかったから
やっぱり見てないのかもしれないねー」と。
だんだん信憑性が増してきました。
仲良しのYくんに遊ばない!と言っているというのは、まめ坊が
言うにはそうではなく
「TくんはYくんにはつばかけないから、Yくんと一緒に遊んでるの。
まめ汰はTくんと遊ぶの嫌だからTちゃんとかKNちゃんと遊ぶから
いいの!」というわけで、確かにYくんのママが言うとおり
男子三角関係でいろいろあったようなのです。^^;
私:「じゃあ、やめてって言ってもやめない時どうして先生に
言わないの?」
まめ:「だって、Tくんお友達だから...」と。
私はハッとしました。
去年やたらチクリ魔だったまめ坊を見かねて、告げ口をすることは
カッコ悪いこと、お友達のいけないことを先生にイチイチ
言うのはやめなさい、と叱ったことがあったのです。
しかも以前脅しに買った
『絵本 地獄』
に、告げ口をした者は○○地獄に落ちる.....と書いてあり、
彼の中で先生に言いつけること=悪いこと、と思いこんで
しまったようなのです。
己の説明不足を反省しました。。。=3
そこで、まめ坊自が嫌な思いをして、それをやめて欲しいと
言ってもやめてくれない場合先生にそれを伝えることは
悪いことではないのだと、コンコンと説明しました。
すると、にわかにまめ坊の表情が明るくなり
「明日、やめてって言ってもまだやめなかったら、N先生に
言ってやる!もし、それでもやめなかったら、今度は園長先生にも
言ってやるから!!」と、明日のビジョンを空想にし、スッキリした
様子で眠りにつきました。
そして今日、幼稚園から帰ってきたまめ坊に
「Tくん、どうだった?」と聞いてみると
まめ:「今日もつばかけたよ、だから『今度つばかけたらN先生に
言うぞーーー!』って言ってやったらTくんが『ごめんね』って
言ったよ」と。
やはり、揉めても4、5歳児、可愛いもんです。
小さい頃からジャイアン気質で、加害者の側ばかりだったまめ坊。
今回のことで、初めてされる方の気持ちが分ったかな?と
ちょっぴり嬉しく思います。
強い子、弱い子。乱暴な子、大人しい子。活発な子、引っ込み思案な子。
お喋りな子、無口な子。騒がしい子、静かな子。。。
いろんな子どもがいるから、いろいろ学べるのですね。
子どもの社会もいろいろ。
たくさん経験して、いろいろ感じて学んでほしいものです。