12~14日、北アルプス/西穂高岳(にしほたかだけ・2908.6m)-奥穂高岳(おくほたかだけ・3190m)へ。
4年前のちょうどこの時期、会の仲間とともに前穂北尾根からの継続縦走を試み、雨のためやり残していた奥穂-西穂間。当初予定していた仕事が流れてしまったため、急きょ、逆コースながら歩いてきました。
今回は、単独・幕営のため荷物は極力切り詰め、無理をせず、のんびり行くことに。
12日、新穂高ロープウエーを使い入山。
13日4:00、西穂山荘発。
西穂高岳
西穂を振り返る。
馬ノ背
奥穂高岳
11:15 穂高岳山荘着。
天候に恵まれて順調でしたが、この7時間は結構きつかった…(苦笑)
連続する岩場もさることながら、3000mの高度での登り返しが応えるルート。
幕営地から溢れ、同山荘敷地前に張られたテントの群れ…4年前と同じ光景。
小屋も、この日は夕食7回戦の大混雑だったとか。
14日
白出沢(しらだしさわ)を下降。上部は道がわかりにくい上、落石、沢沿いのトラバース、梯子…こちらも侮れない。
出発地の新穂高温泉へ下山。
一般ルートとしては、北アルプス最難関と言われる西穂-奥穂縦走。最近、事故が多発しているそう。当日も多くの人が入っていましたが、ハイキング装備の高年男性、見るからに初級者の山ボーイや単独行者が多いのが気にかかりました。14日も、西穂独標付近で滑落死亡事故が発生。
遭難者のものと思われるザックが打ち捨てられるように二つ…ルート上に残されていたのは、「安易に入らないように」という警告なのでしょうか?
本ルートを安全に、ゆとりをもって楽しむためには…
・3000m級のアップダウンあるルートを10時間前後、安定して歩ける体力
・基本的な岩登り、クライムダウン技術
・高度感や浮石の多さからくる緊張感を持続できる精神力
・天候急変や不測の事態に対応できる判断力
が必要。
せめて、北穂-奥穂、大キレット、不帰のキレット…など、北アの代表ルートを踏破するなど、経験を積んだ上で臨んでほしいものです。
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