10日、立川市の立川防災館であった上級救命の更新講習へ。
心肺蘇生やAED(自動体外式除細動器)による救命処置、気道異物除去、三角巾による包帯法などを復習。
2010国際ガイドラインの改訂により、心肺蘇生(CPR)は「胸骨圧迫(100回以上/分)」が最優先に。「気道確保」や「人工呼吸」は、一般市民救助者には心理的抵抗が大きいこと、またそのために胸骨圧迫を中断するマイナス面が考慮されてのこと。一方で、訓練を受けた救助者は、胸骨圧迫と人工呼吸を30:2の割合で行うことも推奨されています。
本講習は、街中での救命処置や応急手当を想定したもの。私たちが活動する山岳地域での救助活動-例えば雪崩での埋没、沢で溺れた場合などは、最初から人工呼吸を伴う蘇生が必要な場合も。医療機関から隔絶され、装備に限りのある自然の中でのそれは、より応用力が求められます。
「山でどう活かすか」-搬送法も含めた幅広い知識・技術の習得とともに、日ごろからシミュレーションしておきたいものです。
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