多摩、ときどき山

多摩の暮らしと山のブログ

「足腰の神様」で山始め

2020-01-20 16:29:49 | 山のこと
(新年明けからバタバタしてパソコンを開くゆとりもなく…またまた二週間以上も前の報告になってしまいました💦)

1月3日、奥武蔵/子ノ権現(ねのごんげん・640m)に行きました。

妻と二人、「足腰の神様」に参拝して、新年の山登りの安全を祈願するのが目的。

今回は、以前から気になっていた竹寺(たけでら・490m)を訪れた後、子ノ権現までプチ縦走しました。本コースは、関東ふれあいの道「奥武蔵の古刹を訪ねる道」(全長約9.5㎞)にも選ばれています。


9:00小殿バス停発。

正月三が日、朝の霊気に満ちた登山道を登っていくと…

いきなりニホンザルが鎮座!?

二頭を確認しましたが、私たちを警戒する様子もなく悠然としていました。餌付けでもされているのでしょうか?…大声を出して追い払おうかとも考えましたが、正月早々それもなぁ…なんて逡巡しているうちに、至近2mほどまで接近。獣臭もぷんぷん…と。(攻撃された場合の)警戒もしつつ、ちょっと緊張感のあるニアミスになりました。

このすぐ後、ニホンカモシカにも遭遇。野生動物との出会いは山歩きの楽しみの一つですが、やはり一定の距離感が大切で、それが人間と野生の無用な摩擦を避けることにつながるんだ、と改めて実感しました。


マンリョウ(万両)


ちょっと楽しい?鳥居の「茅の輪(ちのわ)」をくぐって、心身を清めると…

10:00竹寺本殿。

『右手に斧、左手に索を持つ木造牛頭天王(ごずてんのう)坐像とその脇には八王子(牛頭天王の八人の童子)が祀られており、十二年に一度の丑年に開扉されます。当山では、疫難消除、除災招福、出世開運の「天王さま」として信仰されています。』(現地解説板ほか)



東京スカイツリーもバッチリ。(左上奥)

好天に恵まれた一日。「参拝者がきっと多いだろうね」と妻と話していましたが、車利用の人たちがちらほらと訪れる程度。深山の山寺の趣たっぷりで、心落ち着くひと時にホッ…。


ここから、これから。


東京と埼玉の都県界、長沢背稜上の蕎麦粒山(そばつぶやま・1473m=上奥)が見えた!

端正な三角錐と北面の雪化粧が似合います。

こちらは…

奥武蔵の盟主・伊豆ヶ岳(いずがたけ・851m=右上)。

これまで何度登って、縦走してきたことか…(感無量)


11:30子ノ権現着。



子ノ権現は、埼玉県飯能市、伊豆ヶ岳から南東に続く稜線上にあります。延喜11(911)年の創建と伝えられる古刹で、正式名を天台宗別格本山大鱗山(だいりんざん)天龍寺といい、かつては山岳信仰の霊場として栄えたそうです。古くから火防、足腰を守る神様として知られ、総門には鉄製2tの大草履と下駄が寄進されています。

竹寺と同じく、賑わっているという感じではありませんでしたが、それでも家族連れやお年寄りのグループ、自転車乗りの人たちが入れ替わり訪れていました。山を楽しむ人も、一度は参拝することをお勧めします!

本日は、1時間以上かけて昼食とコーヒータイムを楽しんでから下山開始。14:00西武秩父線・吾野駅にゴール。

広島の母に、東京の義父母やおじおばに、そして妻に…これまでいくつ贈ってきたか覚えていませんが、今年も…

お気に入りのお守りを授かり、本山行の目的を無事に果たすことができました。

皆さまもケガや事故なく、安全に山登りを楽しめますように…(祈)


フユイチゴ(冬苺)

「赤い実が なぜか嬉しい お正月」(字余り?)

















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