10~11日、兵庫県西脇市立青年の家であった(公社)日本山岳ガイド協会の「危急時対応技術講習会」へ。
危急時対応の理論とグループワークによる演習、包帯法・固定法などの個別技術、野外での救助シミュレーションなどを通して、「リスク時における自分の考え方を意識化し、他の人の考え方を学ぶことで、リスクに対して柔軟で戦略的に考えられるようになる」
ことが目標。
とはいえ、新奇で未経験な場面に遭遇すると、人間は冷静でいられなくなるもの。入念な準備で「危急時」を回避できるのが理想ですが、魅力と危険が表裏一体の登山にはいつも何がしかのリスクがあり、100%の予防は不可能。万が一にも「対応」できるよう、日ごろからトレーニングをしておきたいものですね。
本講習には、関西をはじめ、北海道から四国まで登山ガイド12名と講師3名が参加。全国の山岳とガイド事情の情報交換、リスクのとらえ方や救助技術で異なった視点や手法にふれることもでき、非常に有意義な二日間でした。
余談ですが…
「日本へそ公園」のあるこの地は、東経135度北緯35度。
日本列島の東西南北のほぼ中央に当たり、その経線は「日本標準時」の基準でもあるとか。少し感動しました…(笑)
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