先日、西多摩郡檜原村・数馬でキクイモなるものを戴きました。
これ。
その方の話によると、「シャキッとした歯ごたえで低カロリーなイモのようなもの」…?
「野に咲く花」(山と渓谷社)で調べてみると、キクイモ(菊芋/キク科ヒマワリ属)は、北アメリカ原産の多年草。花が菊の花に似ていて、地中に大きな塊茎(かいけい=地下茎が肥大化し養分を蓄えて肥大化したもの)をつくる。イヌリンという多糖類を多く含み果糖やアルコールの原料になる、との記述。
しかも、この塊茎は…
「天然のインスリン」とも呼ばれる健康食材らしい。
(写真記事は数馬の湯にて)
同書には、キクイモは幕末のころ渡来し、戦時中に加工用・飼料用として栽培されていたものが野生化して残っている、とも。元は人間に有用とされて輸入されたもの。
ハルジオンやセイヨウタンポポ、マツヨイグサなどの外来植物も、自然界ではあまり歓迎されませんが、春の若葉や新芽、花は美味しく食べられるそう。嘆くばかりでなく、旬の食材として上手に利用できないものか…最近そんなことを考えています。
このキクイモ、まずは人参と一緒にごま風味キンピラにしてみました。少々もさっとはしていますが、まずまずの食感。ただ調味料を控えめにしたためか、アク?のようなものが残りよくわからない味に…(不味くはない!)。
ちょっと、試行錯誤が必要なようです。(苦笑)
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