JJおじさん風に言うなら、
「ぼくは散歩と雑学と写真が好き」という風になりましょうか。
60年代から70年代の植草甚一という作家であり、ジャズ評論家であり、かつまた、コラージュアーテイストとしても有名なこの人がぼくは大好きだった。
当時、多くの若者に多大な影響を与えた人でしたが、ぼくもまったくそうさ。
ヒップなおじさん、つまり、その、サイコ―にかっこいいおじさんだったわけ。
当時、ヒッピー文化が流行ったんだが、それはぼくはあまり興味がなかったね、但し
精神の置所としては、ヒップな生き方に憧れましたねえ。ひとことでヒップという語を今の時代の人に説明することはとても難しいんだ。
例えばぼくの大好きなフォトグラファーに、森山大道という人がいてこの方は、アメリカ文学の J.ケロアックに惹かれたみたいだ。そしてぼくは、森山大道の写真が大好きになり、40年、50年たってもこうして森山氏の本を買って、カフェに入って読むことなど最高の時間だと思っているんだ。森山氏と新宿の、渋谷の、先生のお気に入りの喫茶店でコーヒーを飲んだこともあるよ。
ところで、JJおじさんも相当コーヒーが大好きだったようで、エッセイによく出てくるんだ。お好みは、濃いコーヒーで、ミルクをたっぷり入れたやつなんだと分かる。
そんなわけで、この日ぼくもコーヒーを楽しみながら、森山大道の本を、写真をたっぷりと愉しむ時間を持ったというわけなのさ。
映画からモダンジャズから、全部植草甚一おじさんに教わったし、最高の写真の凄さを、森山大道に学んだというわけなのさ。
厳しい時代だけれども、皆さんも本を愛して読んでほしいねえ。
出来れば図書館などで借りるのもいいけれども、気に入った本は買ったほうがいいよ。何度も読めるし、自分の勉強にもなるし・・・
文・写真 石郷岡まさを
何故?酷いなあ。勝手に写真を取捨選択するの?どいう事なんだろう?