今朝は雨上がりの樹々がまぶしい。「薔薇の名前」に触発されて撮ってみた。
いや、むしろ目の中で。太陽の光線のなかで、鏡の映像のなかで、何ごともない事象のあちこちに拡散した色彩のなかで、濡れた葉に照り返す陽射しのなかで、光として感じとられる神
薔薇の名前上巻 p98
あの至福のなかで、私の全精神を忘却へと誘ったものは、たしかに永遠の太陽の発する輝きであった。 薔薇の名前上巻 p402
滴り落ちてくる光の粒があたりに散乱するさまは、まさに光に象どられた精神の原理<輝き クラリタース>を思わせ、・・・ 薔薇の名前上巻 p120