まさるの一口馬主日記

「一口馬主」の視点から競馬を語ります。競馬以外では男声合唱、野球観戦、ヘラブナ釣り、旅行等で余暇を楽しんでいます。

踏み切ってジャンプゥ!!

2006年12月19日 20時58分42秒 | 今日の日記
私の良く使うキーワードとして無事にとか怪我無くという言葉がありますが、これには偽善的な気持ちは毛頭無く、競馬を見るうえでいつも思っています。

そんな私が信念を忘れて?熱く血をたぎらせるレースが年末には用意されています。それは中山大障害です。これは凄い。皆さんは大生け垣や大竹柵を見たことがありますか?強烈です。普通の神経が通った人は絶対飛べません。私のような臆病者には生まれ変わっても絶対飛べません。馬だって怖いはずです。(ちなみに有馬記念の日は一部解放されて見学できます)

騎手も馬も勇気の塊と化しゴールへと突き進むその姿はあまりにも美しく、翌日の有馬よりも感動する事さえあります。

パドックの時点で私は涙が出てきます。心が激しく震えます。ひょっとしたら最後になってしまうかもしれないと言う不安を片隅で抱いているだろう厩務員さんの顔を見ただけでダメです。どんな思いで我が子を送り出しているのだろうと考えるともうアウトです。騎手だって厳しくも凛々しい表情で馬に跨ります。レース前から神経を研ぎ澄まし、集中力を極限にまで高めないとレースに向かえないでしょう。

レースでは毎年落馬や故障してしまう馬が出てきます。これは見ていてツラい。
レースは大障害コースに入る辺りからサバイバル戦の様相を呈してきます。無事に大障害を全馬クリアした時は拍手が沸き起こります。ゴール後も人馬を讃える賞賛の拍手が鳴り止みません。

なぜこれ程までに感動するのか?
それは私に欠けている男にとって大切なもの「勇気」を見せつけられるからだと分析しています。

今年からは障害が少し易しくなったとの話ですが、何よりも全馬全騎手ともに無事にゴールして欲しいと心の底から思います。そして元気な姿で厩務員さんの手元に戻ってきて欲しいと祈ります。