まさるの一口馬主日記

「一口馬主」の視点から競馬を語ります。競馬以外では男声合唱、野球観戦、ヘラブナ釣り、旅行等で余暇を楽しんでいます。

ノルブリンカ引退

2009年07月30日 12時11分40秒 | 今日の日記
一体何だったのだろうと考えてしまう出資でした。
結果から言えば大失敗でした…。
この母系は面白いのではないかと期待をかけたのと併せて厩舎で選びました。
馬体は正直あまり好きな形ではなく、この厩舎だから…と言った意味合いが強かったです。


早速、体質の弱さを指摘され続け、改善が見られないまま入厩。
ここに来て時間も無いことからデビューさせようと仕込まれていた愛馬ノルブリンカが調整の最中、鼻出血を発症し、あっさり引退となりました。

この馬に出資していたから妹のシーズンズベストに出資出来たのだと考えないと割り切れない気持ち。
姉の分も妹のシーズンズベストには頑張ってもらいたいです。

何の思い出も馬への思い入れも無い残念な出資となってしまいました。

出資馬選定まで・第8回

2009年07月30日 00時00分26秒 | 今日の日記
出資にあたり迷うことが多々あります。
予算だったり血統だったり馬体だったり…。

この話は以前にも一度させてもらいましたが、改めて取り上げたいと思います。
かつてのお仲間であった方は「出資するかどうか迷ったらお仲間と同じ馬を出資する」とあっさりと話された方がいました。
お金に余裕があるならいざ知らず、自分が大して興味がない馬を仲間が持っているからと出資するなんてことは簡単には出来ませんよね。

エピソードを一つ。
かつて私にはシルクイグニションという愛馬がいました。
まさる厩舎初の殿堂入りを果たした馬です。

その馬の血統は失礼ながら3流以下。派手さのかけらもありませんでした。
しかし馬は好きな形をしていたし、父も母も同じ牧場で生まれた言わば牧場の魂の結晶のような馬でした。
そこに強いロマンとドラマを感じた私は天栄へ彼に会いに行き、初めて出資馬で複数口を持つ事になりました。

当然このような血統では走る確率は極めて低く、イグニションの人気は全くありませんでした。
私はイグニションと天栄で時間を過ごし、その旨をブログで熱く語りました。

その方は何の話も無く私の文章を見て出資されたと言ってのけたのです。
私は大変恐縮しましたが、その方は同じ馬を応援できる事を楽しみにしていると返事をくれました。



一口馬主って1人でやっていては面白くないんですよね…。
この私も1995~2005年までたった1人で一口をやっていたので正直それほどのめり込んではいませんでした。
しかし、パソコンを手に入れインターネットを通じてお仲間が出来ると一口は楽しくて仕方がありませんでした…。


一口馬主の大きな楽しみの一つは「喜びを共有する」という事なのだと私はその方に身を持って教えて頂きました。
私はたくさんの新しい仲間を連れてきてくれたイグニションが走るとお仲間と一緒に走っているような連帯感を感じていました。
イグニションのあまりの弱さにシルクの会員にはバカにされ、しるくちゃんねるでは酷い書かれ方をされていました。

今でも忘れません。
大凡走続きのイグニションが中京で4着に追い込んできた時はあまりの感動に涙を流しました。
散々バカにされ、酷い言葉でわめき散らした愚連隊も次第にイグニションをバカにしないようになりました。

イグニション信じて応援を続けていた仲間がたくさんいたから思い入れもひとしお。
その後も崩れる事なく善戦を続けて我々出資者を熱くさせてくれました。
厳しい事を敢えて言わせてもらえば勝てなかったのは厩舎の力量不足です。
やはり競馬は厩舎がキーポイントだと言うわけです。

一口馬主は一頭の馬をたくさんの目で見るからこそ楽しいのです。
どちらにしようかと迷ったら『お仲間と同じ馬を持つ』という出資もありだと思います。
そんな出資もあるのです。