マサの雑記帳

海、山、庭、音楽、物語、歴史、温泉、経営、たまに税について。

変化は報われるのか

2017-03-27 00:11:18 | 日記
 平成28年春場所9日目。
初場所で優勝を果たした琴奨菊を相手に
稀勢の里関は鮮やかな変化で勝利した。
 後援会では「真っ向勝負稀勢の里!」とコールする。
 それゆえ、その取り組みは9連勝を稀勢の里にもたらしたが
場内は複雑にどよめいた。
 11日目。10連勝の稀勢の里と9勝1敗の白鵬。
寄り倒して鬼のような顔をした白鵬が勝つ。ここが分かれ目となり
一勝差で白鵬優勝。やはり強かった。

 1年後同じ春場所、因縁めく大関照ノ富士の琴奨菊関に対する変化。
場内は大ブーイングであった。昨年の稀勢の里の時はどよめきであったが・・・。
 贔屓目は認める。しかし相撲に求める力士たる者の力勝負、
潔さというものの本質を裏切ったことについて、両者に大差はなかった。

 だから、昨日14日目の照ノ富士関の変化を
見た時に彼は結局負けるのではないか、とふと思った。
昨年の稀勢の里関に感じた軽い失望と似ていたから。
 琴奨菊関の元気な押し相撲と向き合った時、
「馬鹿正直なやつから、少し楽に一番かすめ取れるかな」
という心の弱さは誰しも覚えがあろう。

 その心の隙を昨年の横綱白鵬関は見逃さなかったのであろうし
横綱となった稀勢の里は、向かい合う大関を、
どこか合わせ鏡のように感じていたのではなかろうか。

 万全の白鵬関と心を磨いてきた稀勢の里関の
真っ向勝負をもう一度見たい。
 二人とも怪我をしっかり治してほしい。

 私事ながら、親知らず抜歯で顎の骨を骨折していた。
ずっと痛みを訴えているのに適当なサービス業のような
愛想笑いでごまかす馬鹿医者のせいで2か月半苦しんだ。
 
 そばの医者 よりも誠実 藪の蕎麦

夏まで硬いものは食えない。

 

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