はじめのことば
戦争とその産物は経験しなかったわれわれにも恥辱を与える
多木浩二
広島サミット閉幕
広島で開催された先進国首脳会議、世界で唯一の被爆国日本で開催されたことに意義があったのでしょう。
岸田首相の会見で『世界の核廃絶』を強調されていました。廃絶は永遠のテーマですが、現実をみればむずかしいのではないか、そんな気がします。核保有国は持ってない国に対して脅しをかけることができます。ロシアがウクライナにしたように・・・・
西部劇の決闘で、背中合わせで左右に分かれ、振り向きざまに撃ち合い勝負を決める場面があります。
武器は同じ条件で闘わなければ不平等というものです。
日本が核廃絶を高らかに宣言しても
「豚もおだてりゃ木に登る」
お人好しの日本人を見下して、
『廃絶?バカニツケルクスリハナイ』
腹の底で笑われているような気がします。
核保有国は放棄、廃絶するわけがありません。保有国同士はお互いに使わないという阿吽の呼吸で通じ合っています。持ってない国と対峙するときの重要な切り札になります。
考えてみると、核保有国は米英仏露中第二次世界大戦の戦勝国、敗戦国、日独伊には永遠に核を持たせることはありません。戦後世界体制は78年経た今でも続いていることになります。
日本が核武装をすれば、核保有国も核を落とすことはできません。
「目には目を歯には歯を」
反撃されるからです。これが核抑止力です。
『備えあれば患いなし』
3回目の原爆を回避できる唯一の防衛策です。
きょうは、岸田首相の会見とゼレンスキ-大統領のインタビューの画像を記念にアップしました。