植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

相撲なんてやめたらどう? 寺尾さん達がお気の毒だと思いませんか?

2023年12月19日 | スポーツ
昨日のニュース報道で大相撲の元関脇「寺尾」錣山親方が亡くなったことが報じられました。享年60歳、お兄さん鶴嶺山(享年60歳)、次男の元関脇坂鉾さんも58歳で亡くなっています。これを早死の家系だなぁ、で片づけられない問題であると思っています。

ワタシは、以前「大相撲は病人を育て、結果として早く死んでしまうーだいたい平均寿命が62歳」ということから、この伝統文化をさも最優先すべく放送するNHKに苦言を呈してきました。

ではお相撲さんはどうして早死になのか?
理由は3つ、一つは激しい稽古や頭からぶつかり合う立会いなどで、身体の中心部を傷つけるからでしょう。場内に響き渡るような頭同士が当たった時の衝撃や、頚椎などへのショックが現役引退後の体調に深く悪影響を及ぼすのです。
二つ目は、「太る」ことにあります。お相撲はほぼ例外なく体を大きくした方が有利だと決めつけていて、体に、肉や脂をつけさせるために、大量のカロリー、とりわけ炭水化物を摂取します。多少太っていても、若ければその位どうということはないレベルですが、相撲は尋常ではないほど体重があります。関取になると、平均身長184センチで、体重が162㎏だそうです。ワタシならば身長が170㎝なのでその比率で言えば150㎏という計算になります。ざっと常人の2倍以上になりますね。これを関係者はほとんど筋肉だと、説明していますが。どうです?筋肉に見えますか?

最後は「不摂生」にあります。そもそも朝ご飯抜きで一日2食、食べたら昼寝というパターンだそうです。それ以外に大量の「飲酒」が当たり前だと聞きます。タニマチと言われる熱心な支援者が、大量の食物やお酒・お金を寄付するだけでなく、場所中以外にはあちこちから酒席のお呼びがかかって、大酒を飲み、山海の珍味をたらふく食べるのだとか。これでは体にいいわけないよ♪ですね。

日本人は、体が小さく糖尿病などの生活習慣病になりやすいのだそうです。そこに無理やり体に悪いことをし、お腹いっぱいに詰め込むものだから、結果としていろんな病気を発病して平均的には62歳くらいで寿命が尽きる、という事になるようです。

以前から問題になっている八百長相撲があり、不透明な金銭のやり取りがあり、地下では大相撲トトカルチョという違法賭博だってありました。ワタシは「大相撲なんてやめちまえ」と主張しましたが、倅からは抗議のLINEが来ました。「俺は大相撲ファンだから、なくなると困る」というのです。格闘技好きな若い人が多いのは承知しております。また、昔から白黒テレビで相撲を楽しみにしていた高齢者もいます。またぽっちゃりでほとんど裸の男を好む女子がいるいるのかどうか・・・

だからといって、ある職業の一団だけが「命を本当に縮めている」のを面白がって娯楽としてみるのはどうかと思いますね。やっている本人たちが自分の寿命を一年10百万円単位で売っていると考えているのかは知りませんが。
どうしても相撲という「日本の伝統芸能」を存続させたかったら、最初から八百長(プロレスみたいな出来レース)にして、面白く見せればいい、と思います。また、スポーツとしてカテゴライズするなら、体重別にして「柔道・レスリング・ボクシング」などと同じく体重別にして、「体重を絞って減量して筋肉だけにそぎ落とす」というスポーツ界では当たり前の「公平な条件」で優劣を決めるのが当然だと思いますね。そうすれば筋肉は鍛え、無駄な体脂肪を落としてそぎ落とした美しい肉体同士の格闘が楽しめるのだと思うのです。

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