植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

やっぱりチューが好き 職人技が命を吹き込んだ紐に魅せられる

2022年12月26日 | 篆刻
昨夜の夕食は、なんと「山形牛」のすき焼きでありました。こんなすごい和牛のお肉を食べるのは滅多にありません。それと言うのも、先日クール宅急便でいただいたものなのです。送り主は書道教室の仲間のMさん、頂戴した理由は、ワタシが彼女に彫って差し上げた「姓名印・雅号印」それに仮名書き作品の落款用の小さな印3本のお礼でありました。

思いがけぬ高級牛に舌鼓を打ちながら家内は、これから篆刻印のお礼は「好き焼肉」限定にして、と言ったものです。ワタシは、本格的にはわずか数年篆刻に取り組んでいるアマチュアで、まだまだ未熟な技量ですから、お金を貰って(作印料)彫るほど厚かましくはありません。しかしながら、一日二日かけて彫った印をきれいに磨いて箱に入れて差し上げるまでそれなりの経費と時間・労力がかかっているのであります。

仮にワタシの技術料がタダとしても、印材としてワタシの手元に届くまで、どれほどの「時空を超えた」因縁があったかを考えると決して安いものではありません。何億年もかかって出来た石は、勿論無料・大地からの贈り物としても、山に入って崖や坑道から切り出したり掘り出したりします。特に希少な石は土中深く埋まっていて宝探しのごとく家族総出で探してやっと何週間に一個見つかるか、といった手間がかかっています。

採石した後は成形し削り・磨きをかけて印材として輸送されます。駄石でも持ち手の飾り彫り「紐」があれば例えば10元が20元で売れますから、中国の産地近くで流れ作業で、雑な機械彫りをすることも多いのです。
それが、芙蓉石などの佳材・優石の類は、石の美しさを出すため、付加価値を高めるために、専門の職人が丁寧な細工で、「紐」と呼ばれるや自然石の形そのままを生かした「薄意」という精巧で薄い浮彫を施してきたのです。

そして、市場や専門店街などに運ばれ、関与したそれぞれの人がすこしずつ利益を乗せて販売されます。一部は空輸され日本を含めて輸出されてきたのですから、相当なコストがかかっているので、美しく磨かれた手の込んだ石を、数百円で手に入れたい、などと言うのはワガママであります。

前置きはこれまでにして、ワタシの印材コレクションの中から選りすぐりの印材を紹介します。本日はその中でも、良材を用いて優れた「紐」がある美石、高級和牛並みの価値がある石であります。このブログで既に紹介しているのもあるのでご容赦願います。

まず寿山系「紅高山(瑪瑙紅)」と呼ばれる非常に珍しい秀麗な石。中蓋付きの美しい印箱に収められていて、相当な値段で購入したのだろうと思います。


次は寿山系の巧色の美材(「杜陵坑」と見ます)の石層の違いを生かして、カエルや昆虫の細工を施した5㎝角の大型の石材で、実際に印の彫があり側款も入っているので、中国の商人・金持ちが相当なお金を出して彫らせたものかもしれません。愛玩する一種のインテリア・工芸品と見ていいのでしょうが、美術品としての価値は分かりません

下の2枚の写真も同じく寿山の石で、「美人紅」「桃花紅」「瓜瓤紅(かじょうこう)」などと言われる艶やかで肌理の細かい美材です。いずれも頭頂部の色違いの部分に龍虎の紐があり、卓越した職人技を感じます。




こちらは大型の石材を使った豪快な作風の紐で、左には3頭の親子の獅子が戯れているように見えます。右は青田石系で、鹿獣に乗った女性の姿が優美です。


こんな石が山ほどあるのです(笑)。それぞれが一体いくらの価値があるのかは全く分かりません。1個数百円から数万円であろうと思います。この先、自分が「終活」・断捨離を思い立ってヤフオクに出すのか、出張買取で引き取ってもらうかもしれませんし、子供や孫が欲しがるかも。
今のところは、印面が彫られていて作者名が落款で残っているもの以外は、出来るだけ実際に彫って、人に差し上げようと思っております。

最後は、ワタシが最も気に入っている梅の紐が入った古印であります。一度は印面を彫ったあと、すり潰したように見えます。古い青田石か、あるいは寿山老嶺という旧坑から出る「老嶺青」かもしれません。印箱も無し、側款もない一見すると変哲もない石で、一筋の赤い条紋が走る微透明灰青色の3㎝角であります。とうてい富裕層や書道の大家などは見向きもしなかったでしょう。石質だけなら、一級品とは見えませんが、気負いが無い素朴な紐彫は、この作者や印を持っていた人たちの矜持や意気を想像してしまいます。
なんとも穏やかで愛おしいものに感じられるのであります。

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女子フィギュアはジャンプ難度も顔ぶれも交代期に思える

2022年12月25日 | スポーツ
全日本フィギュアスケート選手権大会が行われています。クリスマスイブのゴールデンタイムに地上波放送するのですからその注目度も高いのでしょう。

途中で高橋大輔・村元哉中のアイスダンスの優勝の演技が挿入されました。 また「男女ペア」ではグランプリ(GP)シリーズ2戦で金メダルを取った 三浦璃来・木原龍一が飛行機の遅延などで欠場したため、この狭義には一組だけの出場になったそうです。どれだけ選手層が薄い不人気の競技なのでしょう。まぁアイスダンスとペアの区別すらつかない一般人の一人ですからなんとも言えません。

女子シングルのフリーでは大方の予想通り坂本香織ちゃんがSPトップの勢いのまま圧巻のフリー演技を披露し今年の世界最高得点でぶっちぎりでありました。彼女はもう22才になるのです。この世界ではおばちゃん扱いですが、高校生でデビューした当時と変わらず正確で高いジャンプや小気味よくスピードに乗った演技に円熟味が加わり、実質的に日本のトップスケーターであります。彼女はトリプルアクセルも飛びません。

一方、日本選手では今大会ジュニアから14歳の島田麻央ちゃんや中井亜美ちゃんを筆頭に中高生が台頭してきた大会でもありました。特に麻央ちゃんは、浅田真央ちゃんとおなじ「まお」で、恐らく生まれた時からフィギュアをやって欲しいと願い名付けられたのでしょう。なんとトリプルAを昨年飛んで、今年は4回転にチャレンジしているのです。 

昨日はそのトリプルAに4回転ルッツを入れて来るという日本人初の構成でした。どちらも今の日本の選手にとっては成功例が少ない超難度のジャンプです。これはあの、紀平梨花さんが4年前シニア大会に衝撃の登場をしたのを想起させます。それまで世界でも浅田真央選手しか成功しないトリプルアクセルを2回も飛んだのです。

それ以来、梨花ちゃんは向かうところ敵なしの活躍でしたが、カミラ・アリエワに代表されるロシア少女選手たちが(禁止薬と鬼コーチのおかげで)ばんばん高難度のジャンプを入れ、4回転まで成功するようになりました。これに対抗して梨花ちゃんは無理な練習がたたって故障、足首の疲労骨折という大きなけがを負って、協議や練習ができず1年を棒に振ったのです。ようやく協議に復活したものの、足を庇って思うような演技が出来ず不甲斐ない成績でした。

そして今大会、再起をかけて、相当な覚悟で試合に臨んだと思います。しかし、かつて活発で機敏な少女だった彼女は20歳、もう立派な大人の女性であります。顔も体つきふっくらして、別人に見えました。その演技もスピードや切れがなく重そうな印象でした。練習不足・体重増加に加えケガのことを考えて思い切った演技が出来なかったのでしょう。

彼女の素質や過去の実績を考えると、もう一度体勢を整え体をしぼり、自信が戻ればまだ十分戦えると期待を込めてウォッチしたいと思います。

世代交代は世の常、紀平さんが落ちたのは残念ですが、超新星が誕生してきたと喜ばしいのです。ただ、気になることがあります。
同じ日に「ロシア選手権」が行われました。ご存じのように現在ロシアのスポーツ競技のほとんどは国際大会から締め出されています。プーチンがウクライナ侵攻に踏み切ったのは今年2月24日、これを機にロシアは孤立しました。フィギュアスケートもあの疑惑のドーピングに揺れた2022.2北京オリンピック以来ロシアの少女たちの演技は見ることが出来なくなりました。

プーチンがなぜウクライナを攻撃したかはいろいろな説がありますが、ワタシはプーチンが寵愛している氷上の天使がドーピングでたたかれ、メダルはく奪の憂き目にあったことがきっかけであったと見ています。
「わしはプーチンだぞ。ドーピングで嫌がらせしやがって!NATOもオリンピック委員会もみんな西側のやつらだ。ワシを怒らせたらこうなるのだ」とばかり戦車を繰り出したというのが実のところではないかと。

そんなロシア選手権の優勝は、 アリエワを差し置いてソフィア・アカチエワ選手(15)が総合点を249.74点で優勝しました。トリプルAは転倒したものの4回転ジャンプ2回を飛んだそうです。坂本香織選手が233.05点でした。同じ採点方法とは限らず、審査員もロシア人でしょうから一概に比較はできません。しかし、今や男子同様、4回転とトリプルA両方を成功させる、というのが世界のトップ基準 になったのだと実感した次第であります。
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ヤフオク 安い中できらりと光るものを探して 

2022年12月24日 | 篆刻
メリークリスマス!であります。
当方は周囲に若い人や子供がいるわけでは無く、キリスト教にも無縁なので基本Xmasはなんの関係もありません。先日玄関先にエホバの勧誘が来ていましたが(笑)。恐らくワタシの血糖値対策を考慮して家内もワタシもケーキは無し、好物の鳥のモモ肉は、売る方が何日も前から準備しているのでたいして美味しくもなかろうと思います。

若き独身の頃は一大イベントであり、付き合っている彼女とプレゼントをやり取りする、イブにはディナーとしゃれこんだことも多かったのですが。

さて、今年も随分ヤフオクにお世話になりました。購入した総額はちょっとオソロシクて積算できません(笑)。しかし、それでも一品1万円以内と心がけて、欲しくてもエスカレートせず、我慢をしてなんとか小遣いの無駄遣いをセーブしております。

1000(2)、3102(4)、4544(6)、2000、2000、15510(5)、1200、3800、8000、4000、9550、5805、3920

これが12月(24日現在)一か月の篆刻印の落札実績であります。( )内は個数でそれ以外は1本の落札金額になります。26本で64,431円、1本あたり2,478円の計算になります。
実際はこの10倍以上の件数に「ウォッチ」し、入札しましたが、そのほとんどが数万円の高値に更新されたために涙をのんだ次第であります。
欲しい、これはいいものだと思っても、際限なくお金を投じることは危険であり、家庭不和の元であります。

市販されている印材は、数十年前から比べて格段に質が落ちていて外観も、石質も耐えられない程残念なものになっています。価格は大体一般的な6・7分程度の大きさで4~500円ほどであります。アフリカ産の青田石もどきで粗くもろいものです。また、かつて芙蓉石や高山凍などの銘石・良石を輩出した寿山石も、今や硬くて砂質・石英質などの夾雑物が含まれた粗悪な石ばかりとなりました。

ヤフオクで出品される中古石材や古材は、長きにわたる中国山地の乱掘で、ほとんどその資源が途絶えた良材が多数含まれているのです。お金には代えられない(今なら昔の値段の数倍となる)ような篆刻に適した石を確保するのはワタシにとって優先事項であります。

このひと月は、練習用やまとめてなんぼの普及品・駄石・人様の使用印は控え、それぞれが、希少石・美石という高級な石材に限るようにしました。篆刻し人様にプレゼントしても恥ずかしくない(かといって惜しいほどでもないような)石を物色していました。数本まとめての入札でも、「コレ」という目当ての佳石・良材が含まれていて他の石は無価値でも構わないという値決めで落札したのです。

前半の6件は、本ブログで既に紹介済みであります。本日はその続き、後半の7本の石のいくつかを披露します。くどいようですが、落札価格で平均2,500円のものですから、目の保養になるようなお宝と言えるレベルではありません。
まずこれ。寿山石で、数十年前割合新しい時代に「紐」が彫られている大型の石であります。
紐の細工自体も特段優れたものではありませんが、石は肌理が緻密で彫りやすそうなものです。高さ8㎝の堂々とした自然石形の印なので3,800円という落札価格は妥当であろうと思います。田中さんの姓名印が彫られているので、これは潰してしまいます。

次はこの豆印。この手の石は、贔屓目に見ると「印材の皇帝」田黄石である可能性もあるのです。田黄は数が少ないだけでなく、田坂という農地に埋まっていた産地限定の大変美しい石であります。2~300年ほど前、中国各地から多くの人が争って畑や川の傍を掘って探したのです。中国版ゴールドラッシュであったのです。

大きめの丸石は、今の価格なら数十万円以上、わずか数センチだけ尖った分を切り落として磨いて印面にしました。その切った残りもやはり小さな印材として大事に使われたのです。また、気の遠くなるような何万年という年数の中で水に丸められ土中で変質するうちに小さくなった欠片も、珍重され重さで相応の値段で取引されました。わずか最大2㎝たらずの小石であっても、磨かれ花の模様が刻まれ、きちんとした刻字が施されている時代物の印は、田黄石であったとしても不思議はありません。


こちらは青田凍石とか「紅青田・醤油青田」と呼ばれる類の石であろうと思います。青田石は中国浙江省で採られる一大産地でしたが、今世紀にはほとんど彫り尽くしていて優材は枯渇しました。かつては彫りやすく半透明で美しい凍石系は珍重されたようです。やや茶色に見えるものは醤油など有機物質で煮込んで着色したようです。実物は40×40×80㎜の大型印で、「講學鄒魯之間」と彫られています。紙箱には「07.4.6西安鼓楼の文物商街 500元」とメモ書きされていました。

この頃の中国の平均賃金は4000元であったそうです。日本円(@20円)で8万円ですね。ということは当時1万円くらいの買値であったのでしょう。作款には「壬戌 尚白」とありますのでこれを信じれば1922年か1982年に尚白さんが彫ったということになります。鄒魯は孔子の生まれた地とされ、また中国の革命家の名前でもあります。後者ならば活躍したのが20世紀前半です。

この印がお土産物屋さんで安く作って売られるレプリカ物やハンコを即興で彫る安直なものか、古物・文物商が商った骨董品かは定かでありません。
しかし、5,805円の落札価格で入手したものながらなかなかの代物に見え、決して高い買い物だったとは思えません。龍の姿を頂部に施した「瓦紐」が素敵なので大事にしたいものです。

最後がこれ。牛角凍かあるいは青田凍であろうと思いますが、古色然とした趣のある石で、ワタシの収蔵物でもこんな風合いの石はありません。側款に「未谷」の二文字があり、相当古い銘品に見えたのです。それは、この出品者さんが同様の古印数点を出品していて、いずれも数万円で落札されていたことからも類推されるのです。
「未谷」は、中国の学者・官僚であった桂馥(けいふく)さんの号であります。清の時代で『説文解字義証』 を著したことで知られ印・字に明るく、その篆刻作品は少ないと言われます。この人の手になる印ならばとても貴重で価値があるのでしょう。

もう少し調べて研究する愉しみのあるような、ワタシにとっては大変魅力的な石でありました。
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今年一年の植物園「槐松亭」歳時記をどうぞ

2022年12月23日 | 植物
当ブログのメインテーマは言うまでもなく「植物」であります。そのスタートが「ローズガーデン」それから菜園、果樹園と少しづつ広げ、洋ランから盆栽、観葉植物・多肉など手あたり次第買っては植え、買っては枯らしを続けてまいりました。

今年は、自治会・冠婚葬祭等に時間をとられ、篆刻に打ち込んだ結果、植物全体に費やす時間や熱意が若干足りなかったのです。最大の被害者は「洋ラン」で半分近くが星になってしまいました。特に胡蝶蘭とパフィオペディルムは数鉢しかのこっていません。
 
仕方ない、時間に限りがあって、体力にも限界があります。年甲斐もなくメダカ養殖や蕎麦打ちなどにも手を伸ばしてどんどん余裕がなくなっているのです。そんな中、今年一年頑張って咲いてくれた植物達に感謝の意を込めて一月から順に振り返ろうと思います。

【1月】花が少なくなるこの時期にこそ「蝋梅」の花が価値があります。清潔感のある芳香であたりいっぱいになります。
冬の花の代名詞はなんといっても香りの花「水仙」ですね。


【2月】盆栽にもぽちっと赤い梅の花
はかなくも可憐な「オダマキ」地植えしておけば零れ種から芽を出します。

【3月】クリスマスローズ。ヨーロッパではクリスマスのシーズンに咲くのそう呼ばれます。
冬にしまい忘れて葉っぱが溶けてしまった「君子蘭」。寒さに弱いとは「君、知らんかった」(笑) こちらは花が黄色い品種です。


【4月】一斉に咲く「こでまり」、同じ時期には雪の様な小花を咲かせる「
ユキヤナギ」も素敵ですね。

大分県の中津市に実兄が連れて行ってくれた「東洋ラン」の市で買い求めた「エビネ」いい匂いの花を咲かせました。

【5月】なんといっても五月といえばバラの季節です。説明はいりません。
賑やかな花色の「リオサンバ」
赤紫のフリルの花弁「オデュッセイア」
こちらは気難しく咲かせるのに苦労した「ツバメ水仙(スプレケリア )」青空に赤い羽根のツバメが飛んでます。

【6月】花言葉は『移り気』・浮気などとちょっと可哀そう、繁茂しすぎるので、植えないようにしていたのに気づけば5種類の紫陽花が咲きました。


【7月】エキゾチックな香りと、独特なフォルムでその名も「スパイダーリリー」屋上で毎年咲いてくれます。
今年のハイライト、最大の収穫はこの「チユウキンレン(地湧金蓮)」の開花です。お迎えしてから7年、ついに大輪の花が咲きました。しかも3個。11月まで半年咲き続けます。

【8月】こちらも夏の花、屋上はトロピカルな植物でいっぱいです。プルメリアの名花「カリフォルニアサンセット」強香種でいかにも南洋の花です。
こちらも、南方の花、ハイビスカス。この品種はタイ産で午前中のオレンジが退色して夕方には黄緑色になります。

【9月】日陰にひっそりと咲く「ホトトギス」花に入った紫の斑点 が美しいのです。
リコリスはヒガンバナの仲間、球根の植物では少し難易度が高いかもしれません。

【10月】沖縄でよく見かけるブーゲンビレア、当地ではなんとか外で冬越ししてくれます。
嫌われ者のヒガンバナ、これだけ群生すると見事であります。

【11月】秋のバラもがんばりました。蛍光色の様な花弁「パローレ」大輪で香りもフルーティ。
こちらは「ダイアモンドリリー」別名ネリネ、寒さと過湿に弱いデリケートな花ですが、咲くときらきら光るのです。

【12月】さすがに師走ともなると呑気に屋外で咲く花はほとんど見かけません。蟹しゃぼ(デンマークカクタス)のピンクと白花の寄せ植えです。
最後は赤いシクラメン。窓辺がよく似合います。夏越しが難しいので、ワタシにとっては1年草と割り切っております。
今日掲載したものはほんのわずかで、千種類以上の植物をなんとか枯らさないよう育てております。

今年この美しい娘たちが、心を和ませ癒してくれました。来年はもう少し愛情を注いであげよう、と気持ちを新たにしております。
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コロナワクチンと中国とアメリカ兵器

2022年12月22日 | コロナ
昨日まで3日間、他の事を差し置いて篆刻用の石印材を磨くことに特化しておりました。数千に及ぶ印材の大半が埃をかぶり、印面に彫や傷が残ったままになっていたのを再生しようとあがいていたのです。

昨日は、早朝からくしゃみと鼻水が止まりませんでした。寒さもさほどきつくない中、仕事場を閉めきり、暖房を効かせて古い山積みの印を一つ一つ取り出しては半紙に押印して印影を確認する、という作業を続けていたのです。

あぁ(´;ω;`)ウゥゥ、これはとうとう風邪をひいてしまったか?と思いました。衣服も室温も万全にしていたはずなのにと。コロナが流行し始めてから絶対風邪をひいてはならない、発熱したらしゃれにならない、と考えて努力しました。体を冷やさないよう、汗をかいたら着替える、マスクをする、抵抗力・免疫力を高める食物を多く摂取する等々、その甲斐あってか、それまで年に2・3回罹っていた風邪に一度も掛からなくなりました。

しかしよく考えたら、密室の中で石材から出た大量の微細な粉塵が巻き上がっていたのです。印材のほとんどは「ヨウロウ石」で人体には無害とされております。しかし、石の粉を大量に吸い込んだりすれば体にいいはずもありません。また、特別な高級石「鶏血石」や印泥には、自然の鉱物の中ではトップクラスの有毒物質水銀を含有する「辰砂」が多く含まれています。鶏血を彫ることはまずありません。高価でしかも彫るには硬すぎるのです。それなので、辰砂のせいで水銀中毒を起こす心配はまずありません。自室だからといってマスクを外して作業をしていたのが原因であろうと思います。

思えばここで、「武漢肺炎」という言葉を聞いてから丸三年になります。約3年前に本ブログでも、中国で発生した未知のウィルス肺炎のことを話題にしました。なんの影響力も無いただの素人が発する警鐘など、誰も一顧だにしなかったのでしょう。


案の定、その厄介な感染症は瞬く間に世界に拡がり、いまだに終息の兆しが見えません。発生源であった中国では、3年間徹底した隔離・感染対策を講じていながら、ここにきて、ついに堰を越えてあふれ出したかの如く急速に感染者が増えているようです。その原因は一つにはコロナの変異株の感染力が非常に強くなったことと、致命的な症状が減って致死率が下がったことが考えられます。また、度重なる「ロックダウン」にさすがの中国国民が「白紙」を掲げて反抗し始めたこと、隔離とワクチンに費やす費用が莫大で、「ゼロコロナ政策」を推し進めた習近平さんも、方向転換を余儀なくされたのであります。

日本では、第8波は、まだ右肩上がりの傾向で、年末年始を挟んでさらに新規感染者は拡大すると確信しております。政府筋からはさかんに「今の変異株は高齢者の致死率はインフルエンザ並(千人に2人くらい)」などと情報流布しております。すでにして地域の観光や旅行を後押しするために「5千円」の宿泊費補助とか商品券3000円などを配布しています。また、外国旅行も制限を外したせいで、昨年の4~5倍もの国際線利用客となっているのです。

しかし、だとしても年間死者数で、インフルエンザが今までに比べて2倍の7千人くらいの死者を出す、と勘定すると、安心できません。ワクチン接種で数千人という人が亡くなっている(らしい)のですが、いまだにその正確な数は不明であり、国は直接的な因果関係が判明しない限り認めようとしません。厚労省は「接種後の死亡事例は報告されていますが、現時点で、新型コロナワクチンの接種が原因で多くの方が亡くなったということはありません。 」と曖昧な表現で誤魔化しております。

先月には5回目の接種券が届いていますが、まだ開封すらしていません。人類が未知のウィルス(自然界には存在しなかったはず)に対して、その功罪も未知数の外国製ワクチンを打ち続けることの安全性は担保されておりません。それどころか、動物実験では5回接種を過ぎたあたりから死亡割合が急増するという報告さえあるのです。

今までのコロナであれば、罹ると医療保険がおりたので、命懸けでコロナに感染する人さえ居ました。しかし、もはやその保険もおりません。罹っても、病気を抱えて弱っているような年寄りでもなければ死なずにすむのだ、と思えば、なにもワクチンなど打たなくてもいいや、というのが現実になりつつあります。

かく言うワタシは、既に5回のワクチンを打っています。一度は期限切れで廃棄するワクチンを「当時、いつ次に入荷するかわからないので」先生に無理に頼みこんでゴミ箱から拾って打って貰いました(笑)。

もう良かろう、中国で新た強毒種の変異株でも発生しなければアメリカ製のワクチンは遠慮しようと思います。コロナ対策もインフルエンザも石の粉の粉塵も「マスク」で事足りるとしましょう。

なんでもアメリカの商品を有難がる時代ではありません。米軍需産業のカモにされている日本、イージスアショアやらトマホークだろうが、こんなものが本当に役に立つ、と盲信していいものだろうか、と考えてしまいます。
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