ASIAの独り言

   

へびめた♪

2005年07月29日 02時24分00秒 | 音楽
今、ヘヴィ・メタルを聴きながら、仕事をしている。
ちょっと休憩がてらに、日記を書いてみる。

イングヴェイ・マルムスティーン……

一言、カッコいい!二言、熱くなる、身体がウズウズする!

よく、こんなに速く、たくさん弾けるな~って思うほどギターが凄い。
十六分音符では済まない。きっと楽譜に直したら真っ黒だろう。

単純に、それだけで感心する。
何か元気が出て来る。
やる気が湧いてくる。

友達は「ただ速いだけじゃん。音楽はスポーツじゃないんだしさ」
て言って認めてくれない。
「それより、エリック・クラプトンの魂のこもった一音の方がいいよ」
「どれだけたくさん、速く弾くか、じゃなくて、どの音をどんな音色でどのタイミングで弾くか、が大事」
と、追い討ちをかける。

なるほど。

どの言葉にもうなずけるけど、私の感動はちっとも色あせない。
だって、友達の言葉を借りれば、

イングヴェイは、
「魂のこもった音を」たくさん、
一音一音「これしかないとさえ思えるタイミングで」
かつ「素晴らしい音色で」弾いてるんだもん。

音数が増えると一つ一つの音の質が悪くなる、というのは単なる思い込み。
ミュージシャンである限り、数に関係なく、一音一音、魂込めて弾く。
人間業とは思えないほど速く、たくさん弾いてるからといって、魂(気持ち、感情……何て言ってもいいけど)がこもってないってことにはならないんだ。

クラシックの世界では、速弾きなんて珍しくないしね。
有名どころでは、ヴィヴァルディの『四季』……“春・第1楽章”(一番有名なフレーズから始まる曲ね)の、
1分45秒くらい(奏者や楽団、指揮者などによって違いはある)からのヴァイオリン・ソロなんて、かなり速弾きだよ?

例えば、これをもって、速いから魂がこもってない、とは誰も思わないはず。
それが、クラシックの、権威によるラベル効果なのかはどうでもいいけど、
もっと純粋に、
言葉では説明し切れない、何かが伝わってくる……というより、聴いてて何かが心に響いてくるはず。
そういうのが、きっとあると思う。

イングヴェイのギターも同じ。響いてくる何かはヴィヴァルディと違うけど、
何か感じずにいられない点では一緒。

というわけで、イングヴェイの勝ち♪
(誰に対して?)