ベストヒットJAPAN

今、YouTubeで、杏里と八神純子の曲を五曲ずつ、
計十曲まとめた動画を見てる……というより聴いてる。
昔、地元にいた頃、テレビやラジオで聴いただけ。今は全く聴いてない。

……全部知ってる。
久しぶりというにはあまりに久しぶりに聴いたのに、
聴いていくうちに、ああこれこれ、と全曲思い出した。
ヒット曲だからかもしれない。多感な時期に聴いたからかもしれない。
歌番組がたくさんあって、知らないうちに何度も聴いてたからかもしれない。
タイムカプセル開けた時のような気持ち。新鮮な懐かしさが心地いい。

今、三回目のリピート。
『キャッツ・アイ』が終わり、『サマー・キャンドルズ』が流れている。
いや～二人とも歌上手いわ～♪

グッバイ、ボウイ……

星となって宇宙に還った、
本物のスターとの別れを静かにかみしめたい。
死期を宣告されながら、死と向き合って創った作品。
……その勇気と才能に感服。

曲の好み

音楽に限らず、ほとんどの芸事、娯楽について、
優劣で語られるのは苦手です。
単純に好き嫌いだけで語られる方が気楽です。

ビートルズ、私は好きです。
でも、ロックの歴史に云々、聞かなきゃどうのこうの。
……という話には興味がありません。
だから、ビートルズは偉大だ、
とまで言われ始めると、もうついていけません。
勿論、そう言いいたくなるほど好きって話なら、
わからなくもありません。
でも私は、偉大で、優れてるから好きなのではなく、
ただわけもなく好きなのです。
なぜ『デイ・トリッパー』のイントロがカッコいいか？
……わかりません。わからないけどカッコいいんです。

ロック

ロックって、だんだん不自由になってきてる気がする。
曲を作って演奏する側のことはわからない。
でも、聴いて楽しむ側のことはよくわかる。

レコードを聴くときの作法なんてない。
ターンテーブルに載せて回して針を下ろせばいい。
スピーカーとヘッドフォン、お好みで聴けばいい。
歌詞見ながら、ジャケットや特典でもらったポスター見ながら、
何なら目を閉じて聴くのもいい。

ライブだってそう。
座ってようが立ってようが、お好みで。
手拍子もダンスも一緒に歌うのもお好みで。

なのに……

タオルやペンライトを一斉に振らなきゃいけないとか、
アーティストに煽られたらジャンプしたりしなきゃいけないとか、
何か体育祭の全体練習みたいで窮屈だ。
……振りたきゃ振る。飛びたきゃ飛ぶ。
歌いたきゃ歌う。ノりたきゃノる。
プロなら、自身の魅力や演奏力、音楽の力で、
こちらの心を、身体を突き動かしてみろよ、と思う。
口で言って強要するんじゃなくてさ。

ＣＤ屋の店長に、

「喫茶店の片隅で」を聞かせてもらった。
松島詩子って人が歌ってる。

……いい曲。しみじみホッとする。そしてキュンと来る。
歌詞もメロディも、いい。
古い曲だけど、新鮮に聞こえる。

もちろん、最近こういう曲がないからってのはある。
でも、そういう、馴染みのないものへの、
目新しさだけではない魅力がある。

……昭和歌謡、色々探してみようかな。