罰ゲームでシッペされた。
今どき?……そう、今どき。
そりゃ、痛かったさ。
だってぇ、私の手首にぃ、
人差し指と中指だけじゃなく、
握った薬指の第二関節まで当たったんだもん。
下手くそは困るなあ、もう。
これじゃ、罰ゲームっていうより、
ただの暴力だよ。
カルシウム満タン、骨太で良かった。
親に感謝の日であった。
毎日おやつに、
小魚を甘く揚げたものを出してくれた。
今、鮮やかに思い出した。
夕方、色んな家でご飯を作る匂いがして、
そんな中、友達と自転車走らせたことも……
夜が夜として、一日の区切りを、
ちゃんと付けてた、素敵な時代だった。
今でも、実家に帰ると、それが生きている。
静かな夜に眠り、穏やかに動きだす朝に目覚める。
ご飯と味噌汁と焼き鮭。そして、ほうれん草のおひたし。
「こんなんで足るか?」必ず母は聞く。
むしろ、これが嬉しい。
この、素朴で真っ当な朝餉がありがたい。
何の話だっけ?……ま、いっか。