クィーンのギタリスト、ブライアン・メイが追悼のコメントを
自分のホームページのトップに載せている。
曲を提供し、その才能に惚れこみ、その死を惜しんだから、とのこと。
私は、その曲を聴いたことがない。
ニュースとして「そんなことあったなぁ」って覚えてる程度。
つまり、ファンではない。
やっぱり、死んだ後でしか注目出来ないくらいには、彼女のことを忘れていた。
『殺意のバカンス』『テンプテーション(誘惑)』『1986年のマリリン』
『Sosotte』『ワン・ウェイ・ジェネレーション』が好きだった。
曲も良かったけど、のびのびと楽しそうに歌う彼女が何より良かった。
ぼんやりと「うまいなぁ……」って思ってた。
MINAKO WITH WILD CATSになってからは、ほとんど知らない。
ピンとこなかったというのもあるけど、私がテレビ自体あまり見なくなり、
洋楽にのめり込んでいったのも大きいと思う。
ただ、たまにつけたテレビでたまに見る彼女は、相変わらず可愛かった。
ミュージカルの世界へ行ったあとは、よく知っている。
力強く、繊細で、完全に全身が楽器と化したような声が好きだった。
観客の全身を耳にしてしまうような声が好きだった。
気持ち良く心を揺さぶられ、圧倒された。つまり、心地好く彼女に酔えた。
本当に、惜しい人を亡くした。
追悼の意を込め、
『 THE CROSS(愛の十字架)』を聴いている。
美しいバラード。彼女の歌は、哀しみさえ優しく包み込む。
さて、ゲイリー・ムーアは、追悼のコメントを載せるのだろうか?