森喜朗発言で浮き彫りになったのは、男女格差問題がこの国の基層に根強く残っているということだ。
日本はこれからますます高齢化社会に足を踏み入れる。
高齢者がますます元気になって働き続けるようになる。
後期高齢者になる75歳くらいまでは当たり前に働く社会になるだろう。
ところがそれだけでは困るのだ。
若者と女性の能力を生かせるかどうか、現在日本企業で要職を占める50~60代の男性の決断にかかる。
私が少し懸念しているのは、この年代が「どん底」を経験していないがために、捨て身になることが出来ないのではないか?、ということだ。
杞憂であれば良いと願っている。
日本が次のような問題点を抱えたままで持続できるとは思えない。
◉財政規律を無視したような金の使い方。(いくらコロナ過とはいえ)
◉格差や貧困の拡大に佇むのみーー非正規雇用の見直しを放置
◉若者や女性の活躍に本気で取り組まない
上記のような問題点を把握してそれに立ち向かう政治勢力を支援して、この国を根本から変えていく必要がある。
だから10月までに必ずある衆議院選挙で有権者は明確な意思表示をすべきだ。
与えられたものを受け入れるのみでは「茹でガエル」になるのが関の山。