武道を学ぶ意味を考えるーースポーツなのかどうか?
戦国時代を終えて江戸時代になると、みだりに殺傷を許されない時代になった。 殺傷のわざであった武術が武士教育のための修養武道に昇華していった。 その過程で「死に処する覚悟として」...

柔よく剛を制すーーーコンビニ強盗に思う
コンビニに強盗が押し入るという事件が頻発している。 これだけ何回も入られているのだが、有効な対策はないのか? 今回は自分の身をどう守るかという観点から考えてみたい。 柔術は、...
「専守防衛」と柔術の精神について
武術はどんな種類でも、相手の攻撃から自分の身を護るためのものであった。 柔術の特色は、無手で相手を倒して抑えることが中心の技術だ。 「殴らせない、殴らない。蹴らせない、蹴らない...
武士道とは死ぬことと見つけたり
「武士道とは死ぬことと見つけたり」 この言葉は佐賀藩に伝わる「葉隠れ」の一節である。 安易にこの言葉をもてあそぶのは極めて危険で、戦時中には間違った使われ方もしている。 その...

武道の本質ーーープーチンは柔道を学んだというが
武道の歴史を紐解けば、もともとは殺し合いの「わざ」であった。 戦国時代を終えて、江戸時代の平和を迎えて、みだりに殺生は許されない時代になった。 そこで武士教育として、「わざ」を...

一大事のところ不足なりーーー武士の生きざま(大谷吉継)
石田三成が「一大事のところとは何か」と問う。 大谷吉継は「それは心よ」と答え、 「合戦で、人間が金銭で動くなどと思ったら大間違い。大将の人望や能力で人は動く。おぬしにはそれが足...

大相撲の在り方を考えるーー貴景勝の生きざま
貴景勝と照ノ富士の優勝決定戦は見ごたえがあった。 貴景勝は本割で裏返しにひっくりかえされた。普通はここで意気消沈してしまうのだが。 決定戦では低く当たると強烈な押しで照ノ富士を...

「寡黙な男」はどこへ行った?ーー木漏れ日で映える草花
「寡黙な男」と言えば高倉健をイメージする。 不要不急の言葉はしゃべらないが、やるときはびしっときめる。 ところがこのタイプは少なくなった。 どちらかと言うと話をしていて面白い...

嘉納治五郎の目指したもの--柔術から柔道へ
嘉納治五郎は明治8年開成学校(東京大学の前身)に入学すると、粗暴で腕力自慢の悪ガキによくいじめられた。 非力のものでも大力に勝てる方法に柔術があると聞いて、修行に励むようになった...

「受け身3年」の意味を考える
格闘技の世界では「受け身3年」ということがよく言われる。 受け身がしっかりとれるようになるまで練習を積めば、自ずから技の練度が上がり上達することを意味する。 この言葉の意味する...