明治人の気概に学ぶーー嘉納治五郎、安部磯雄、秋山真之
「温故知新」という言葉がある。 ふるきを温めて新しきを知る、という意味だ。 平成もそうだったが令和の世も何となく閉塞感に満ち溢れている。 流れている雲の隙間から青い空が見えて...
武田信玄と上杉謙信、好みから言えば謙信だが学ぶなら信玄。
われは毫(ごう)も天下に望みなし。ただ機に臨みて戦うのみ、これがわが分なり。生は生、死は死、これわが守るところなり。 上杉謙信 武人としての潔さは清々しい。 北条氏康と今川氏...
民主主義のあとに来るものは封建主義?
フランスの文化人類学者エマニュエル・トッドによれば、 輝かしい「民主主義」の時代は、もう戻ってこない。 次に来る世界システムは「封建主義」だ、と語る。 その理由として ①国...
アイヌこそが縄文人の正当な末裔だ
縄文人は日本列島全域に住んでいた。 その縄文人の形質やDNAに最も近いのがアイヌ人だ。 縄文人と大陸から渡来してきた東アジア人が混血して生まれたのが弥生人。 ここから考えられ...
知里幸恵と杉田水脈ーーアイヌこそ縄文人の正当な末裔
知里幸恵は明治36年北海道登別で生まれた。 家はアイヌ酋長の家系で、6歳で母の姉にあたる旭川の金成マツの養女になった。 祖母も伯母も英雄叙事詩(ユーカラ)の名手で幸恵もユーカラ...
この世はやはり「性悪説」で見ていたほうが良いのか?
「性悪説」を唱えたのは紀元前4世紀ごろの思想家荀子である。 人間の性を「悪」すなわち利己的存在と認め、君子は本性を「偽」とし、後天的努力によって修正し善へと向かい統治者となるべき...
「西郷南洲遺訓」ーー山形県酒田市に西郷南洲神社があるわけ
薩長連合は江戸無血開城を行ったあと、薩摩の兵は東北へ攻めていく。 強力な薩摩軍にかなわず庄内軍は降伏する。 その時に西郷は、庄内藩の武士には、負けても武士だというほこりがあるは...
縄文と弥生を考える
ガーデニングもほぼ終了したこの時期に、「邪馬台国はどこにあったか?」などを考えるのは楽しい。 勿論その方面の学識はないから、大部分人の受け売りか空想である。 医者であり歴史に造...
可愛げのある人間とは?
歴史上、「可愛げのある人間」という評価を得て天下人になったのは豊臣秀吉だろう。 実績を上げるということは大事だが、どこか「可愛気」がないと、頭を叩かれるか足を引っ張られる。 も...
中国の何が問題か?ーーー2000年の中国史からの教訓
中国で共産主義が実施されていると信じる人はあまりいない。 もしいるとすれば中国たたきに精を出すネトウヨ系の人たちだけだ。 (要するに勉強不足) 習近平は着々と「習王朝」の確立...